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    スペシャルなチーム

    4月28日、2018-19季のPFA優秀賞の表彰式が行われ、事前のオッズでも圧倒的だったフィルジル・ファン・ダイクが最優秀選手賞に輝いた。1日前に発表されたチーム・オブ・ザ・イヤーには、ファン・ダイクを始めLiverpoolからトレント・アレクサンダー・アーノルド、アンディ・ロバートソン、サディオ・マネの4人が入り、マンチェスターシティから6人(GKのエデルソン、アイメリク・ラポルテ、フェルナンジーニョ、ベルナルド・シウバ、ラヒーム・スターリング、セルヒオ・アグエロ)、残る1枠はマンチェスターユナイテッドのポール・ポグバが占めた。

    各アナリストの見解では、唯一、ポグバの代わりにエデン・アザールを上げる声がやや大きかったことを除くと、トップ2からの10人に関しては、ほぼ一致していた。

    「トップ2が強すぎて、それ以外のチームはみんなダメダメに感じる」と、ガリー・ネビルはぼやいた。「でも、現在トップ4争いをしているトットナム(70)、チェルシー(68)、アーセナル(66)、マンチェスターユナイテッド(65)は、獲得ポイントを見ると決して悪いとは言えない。シティとLiverpoolが異常に良いせいで、他のチームが間抜けに見えるだけ」。

    これに大きく頷いたLiverpoolファンは、「ノース・ウエスト(マンチェスター市とリバプール市を含む地区)で表彰式を開催すれば、受賞者全員がわざわざロンドンまで遠出しなくても済むのに」とジョークを言いながら、PFA最優秀賞に輝いた選手たちに暖かい拍手を送った。

    この授賞式から戻って来た選手たちは、水曜日のCL準決勝に向けて、忙しくバルセロナへと向かうことになっていた。

    「シティとLiverpoolのどちらかが、プレミアリーグもCLも取れずに終わるとしたら、それは不条理な気がする」と、Liverpoolファンは頷き合った。「シーズン前半には、Liverpoolファンの多数派が、二者択一だとしたらプレミアリーグを選んだ。シティの方は逆に、圧倒的多数がCLの方がより欲しかっただろう。皮肉なことに逆になったが」。

    「CLを掲揚して欲しいと心から願っている。我々ファンの願望というよりは、今季のLiverpoolの選手たちの、全力を尽くす働きぶりに対する報酬として」。

    ファンの気持ちを裏付けるかのように、アレックス・オクスレイド・チェンバレンが、今季のチーム全体の意気込みについて語った。折しも、4月26日のハダースフィールド戦(試合結果は5-0でLiverpoolの勝利)で18分出場し、367日ぶりに復帰を遂げたばかりのことだった。

    「僕がリハビリ中で試合から離れていた時に、例えばボーンマスでの試合から帰ってきて、すぐに次の試合でイタリアなりに出かける選手たちを見て、このチームがいかにスペシャルかということを実感した」と、オクスレイド・チェンバレンは語った。

    「誰一人として1日たりとも気を抜くことなく、常に勝つことだけを考えている。一人の例外もなく全員が、Liverpoolでプレイすることの意味をしっかり理解している」。

    「それは、監督が植え付けたもの。監督は、5-0で快勝した試合の後でも全く態度を変えず、常に次に向けて集中力を欠かさないし、選手に隙を与えない」。

    ユルゲン・クロップのフィロソフィーを実現するために、ベテラン選手から若手まで、バランスの取れた年齢層の選手たちが、それぞれの役割に応じた責任をしっかり果たしている、と、オクスレイド・チェンバレンは語った。

    「主将のジョーダン・ヘンダーソンは、一瞬たりとも気を抜かずリーダーであり模範的なプロとして振舞っている。33歳のジェームズ・ミルナーは、これまで多くの優勝メダルを取った経歴を持つのに、引退に向けてウォームダウンするどころか、日々闘志を燃やしている。ワールドクラスの攻撃陣あり、アンディ・ロバートソンのような、努力と意欲でどん底からワールドクラスに上ってきた選手もいる」。

    「負傷欠場中に、彼らを見送りながら、僕はしみじみ思った。このチームにいられてラッキーだと。このスペシャルなチームは、必ずスペシャルな業績を作るに違いない、と確信した」。

    PFAチーム・オブ・ザ・イヤーが発表された直後に、Liverpoolから4人が受賞したことについての感想を問われて、ユルゲン・クロップは答えた。「良くやったと思う。日頃の努力の成果が評価されたのだから、大いに誇るべきこと。ただ、私にとっては今のLiverpoolがチーム・オブ・ザ・イヤー」。

    苦しい日々を乗り越えて晴れて復帰したオクスレイド・チェンバレンは、新たに現在の「願い」を明かした。

    「自分のことより何より、今のLiverpoolが、チームとしてスペシャルな栄誉を達成することが第一」。


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    プロフィール

    ピーエルエフジェイ

    Author:ピーエルエフジェイ
    平野圭子(ひらのけいこ)
    プレミアリーグ ファングッズ店長です。

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