2017/4/9 サンダーランド0-3マンチェスターユナイテッド(スタジアム・オブ・ライト)

    さて、マッチデイの最終日、期せずしてまたもマンチェスターユナイテッドの試合を見ることになった。今回の4試合はリバプールのホーム1、アウェイ1、マンチェスターユナイテッドのホーム1、アウェイ1、という取り合わせになってしまい、日程のせいでこうなってしまった偶然なのだが、まるでユナイテッド・ファンだ、と自嘲してしまった。

    でもこれは本当に偶然だった。4/9の週末のテレビ放送戦が、月曜日はロンドン2試合でNGだったし、リバプールの試合が土曜日になったため、残り1試合は日曜日の選択肢しかなかった。日曜日の試合はサンダーランド対マンチェスターユナイテッドと、エバトン対レスターと、どちらも行ける場所での試合。マンチェスターからだとエバトンの方が圧倒的に近いことだし、結構、検討した。ただ、どうしてもサンダーランドに行きたかったので、決めてしまった。相手がユナイテッドだっただけのことで、例えば、サンダーランド対ウエストハムだったとしても、近場のエバトンよりはサンダーランドを選んだと思う。
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    (チケット)

    このチケットは、正直、楽勝で取れると思ったし、楽勝だった。サンダーランドでは昨季に初めてチケットを取って、会員登録済(無料)だし、購入履歴もあるから発売開始早々に購入できた。席の良さではストークと同じくらいで、価格は£35.しかも、購入して10日くらいで郵送されてきた。なんと!感激してしまった。

    ただ、マンチェスターからサンダーランドというのは比較的遠出で、13:30キックオフに試合に間に合うには7:55発のコーチで行くしかない。コーチ・ステーションは隣なので比較的ラクとは言え、朝抜きで出かけた。

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    (マンチェスターのコーチ・ステーション)

    前回と同じく、ニューカッスル行きのコーチに乗る。途中、ブラッドフォード、リーズ、ミドルスバラに止まってサンダーランドに着く。

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    (コーチの中。椅子はクッションが聞いていて座り心地良い。列車よりラクだ)

    乗ると、明らかにマンチェスターユナイテッド・ファンと見える人が数人、乗り込んで来た。

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    (サンダーランドのコーチ・ステーション)

    所要時間は3時間20分くらいで、サンダーランドのコーチ・ステーションに到着。快晴だ。今日のイングランドは20度を超える暑さになると予報が出ていた。雨は全く心配なかったが、実際には暑すぎてスカーフもする気になれなかった(買わなかったし)。

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    (サンダーランドのコーチ・ステーションからシティ・センターへ)

    朝抜きだったので、サンダーランドのコーチ・ステーションからシティ・センターへの道沿いにあったカフェでさっと食事を済ませて、そのままスタジアムに向かう。前回は土曜日だったので市内のショッピングセンターは活況だったが、今回は日曜日だったので、閉まっている店も多かった。

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    (鉄道のサンダーランド駅)

    シティ・センターからスタジアムに向かう途中に、鉄道の駅がある。コーチ・ステーションからスタジアムへは徒歩25分くらい。駅からは20分という感じか。勿論、メトロもあるので25分歩きたくない人でも簡単に行ける。何と便が良いスタジアムだろうと感心する。

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    (シティ・センターを通り抜けて、橋に差しかかる)

    駅を抜けて、そのまま行くとシティ・センターが終わり、橋に差し掛かる。この橋と並行にメトロが通っている。橋を渡ったところがメトロの駅で、スタジアムの入り口になっている。2回目の私がこんなに楽々と道順を書けるくらい、簡単な道なのだ。(ストークと大違い!)

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    (橋を渡る。左にはメトロの線路)

    橋を渡る。マッチデイなので、道を行くにつれ、サンダーランドのシャツを着た人が目につくようになった。

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    (スタジアム最寄りのメトロの駅。実際には、スタジアム・オブ・ライトという名の駅は次の駅。駅からの距離は同じくらい)

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    (スタジアム・オブ・ライ)

    メトロの駅から、駐車場を抜けるとスタジアムが見える。

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    (スタジアムの敷地に設置されるファン・ゾーン)

    ファン・ゾーンには家族連れがたくさん、入っていた。ここに入る時にチケット・チェックがある。周囲にはパブは見当たらない(食べ物屋はたくさんある。逆側にはあるかもしれない)ので、ここに入る人は多い。中は満員だった。

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    (生バンドの演奏)

    他の多くのスタジアムと同じように、生バンドの演奏もやっていた。(そういえば、オールド・トラッフォードでは生バンドは見たことがない、ということをふと思った。シティはほぼ毎回、見るのに)。ミュージシャンもサンダーランドのシャツを着ている。微笑ましいと思った。

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    (アウェイ・サポーター・スタンドのゲートでは、厳しいボディ・チェックが行われていた)

    マンチェスターのファンの間では、ボディ・チェックは当然だという声が多いので、この日のユナイテッド・ファンも特に文句もなかったと思うが、アウェイ・サポーター・スタンドのゲートでは、厳しいボディ・チェックが行われていた。でも、ホーム・スタンドのゲートでは特に、ボディ・チェックはなかった。うむ...

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    (正門横のクラブショップ)

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    (スタンド裏)

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    (スタンド)

    さて、ランチタイム・キックオフなので、時間を持て余すことなく、いい時間になったので早々にスタンドに入る。ちょうど両チームがウォームアップをしていた。ファンも続々と入ってきていて、マスコットがファン・サービス巡回をしていた。

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    (ブラッドリー・ローリー)

    マスコットの動きを追うと、ビト・マンノーネが見えた。嬉しそうに笑顔を浮かべながらウォームアップしている。ふと見ると、一緒にボールを蹴っているのはブラッドリー・ローリーだった。

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    (ブラッドリー・ローリーとビト・マンノー)

    昨日リバプールで行われた大祭典であるエイントリーに、特別ゲストとしてブラッドリーが出演したことは、今朝の新聞で読んだ。異なるスポーツでもひっぱりだこのブラッドリーの笑顔に、私も心があらわれた思いがした。

    というところで、今日は「ホーム」に戻って来て、自分のチームの選手と一緒にボールを蹴っているのだった。

    ブラッドリーの姿が見れただけで、やはりサンダーランドに来てよかった、としみじみ思った。

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    (ブラッドリー・ローリーとジャメイン・デフォー)

    暫くすると、アウトフィールドの選手たちがウォームアップにやって来た。ブラッドリーと特別に仲が良いことで有名なジャメイン・デフォーが、さっそうとブラッドリーのところに走って来て、にっこり笑って挨拶する。

    その自然な動きに、また心が温まった。

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    (ユナイテッドのサブ。マイクル・キャリック、デイリー・ブリント、アントニー・マーシャル)

    さて、試合が開始し、サンダーランドは(予想通り)情けないプレイであっさり失点する。ユナイテッドは、エバトン戦の後で、ジョゼ・モウリーニョがルーク・ショーを侮辱する発言をしてまた世の中の注目を集めていたところだったのに、そのユナイテッドに、どうぞ得点してくださいと言っているかのようなプレイだ。

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    (ホームスタンドのスウェーデンのファン)

    ちなみに、面白かったのは、ホームスタンドの、私よりも少し後ろの席一帯にスウェーデンのファンのグループが陣取っていて、ズラタン・イブラヒモビッチに大声援を送っていたことだった。これに対して、ズラタンが手を振ったので、スタンドのスウェーデン人ファンは大喜び、という場面があった。

    いい感じだった。

    たぶん、このグループはセバスティアン・ラーションの方の応援でホームスタンドに陣取ったと思うのだが、肝心の選手の方が途中でいなくなったので(後日、レッドが返上されたようだが)、ズラタンが代わってファン・サービスしてくれたのは良かったと思った。

    尚、ラーションが退場になってからというもの、ホーム・スタンドからアンデル・エレーラに対する集中ブーイングが最後まで続いた。

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    (ファビオ・ボリーニがサブで登場)

    さて、後半、ファビオ・ボリーニが出てくる。残念ながら反撃も得点にはつながらなかったが、アウェイ・サポーター・スタンドから吊し上げを食らっていた。ボリーニがボールを取るたびに、例の、「You Scouse B*****」チャントが大音量で飛び続けたのだ。

    まあ、これは予想通りだったが。ただ、サンダーランドにはハビ・マンキーリョが最初から出ていたのに、このチャントは全くでなかった。先日エバトン戦でストレトフォード・エンドのファンがやってたことを考えると、ジャック・ロドウェルもなにもなしだったというのは、不思議な気がする。

    ともあれ、アウェイ・スタンドのファンがすごい音量を出し続けたことは凄かった。アウェイ・サポーターと言うと、ユナイテッド・ファンが最も凄い声援をすることは多くの人の意見が一致しているが、(リバプール・ファンの間でも)、その意見は妥当かもしれないとふと、思った。しかも、あの試合の後でこんなに頑張ってチームを応援するのだから、えらいと思った。

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    (試合後の正門前には、子供のファンが選手を見送る列を作っていた)

    さて、ホーム・サポータ―の様子です。正直、降格は誰の目にも明らかという状況なのに、ファンがみな明るかったことには感銘を受けた。

    試合中、ボールがスタンドに飛んできた時に、私の直前列の隣、つまり斜め前の席の男性が立ち上がってヘッドでボールを返したという場面があって、スタンドは明るい拍手が飛んだ。その時、少し前にいた男性が「彼をサインして!」とジョークを言って、みんなが大笑い。

    チームの成績がどうあれ、こんな粋なジョークが出るファン精神は変わってないのだ。

    そして、チームがボロ負けした後に、正門前に子供たちが列を作って選手を見送る姿も、感動した。もちろん、この子供たちは「チームを選んだ」のではなく、サンダーランド・ファンのご家庭に生まれて選択肢はなかったのだろうから、何があっても自分のクラブなのだろう。どのディビジョンに行っても、それは変わらないのだろう。

    でも、選手の中の何人が、このファンの忠誠心を受ける資格を持っているだろうか?と心の中で思った。

    サンダーランドのファンは、来季もたぶん、ダービーが出来ないだろう(ニューカッスルはプレミアリーグに戻ってくるので)。また、ミドルスバラとの準・ダービーになるのだろうか。今度、マンチェスターユナイテッドとリーグで対戦できるのはいつになるのだろう?

    そんなことを思いながら、それでも明るくプレミアリーグの試合を楽しんでいるサンダーランドのファンに、心から頭が下がった。

    頑張って、また戻ってきてください、と思いながら。


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    プロフィール

    ピーエルエフジェイ

    Author:ピーエルエフジェイ
    平野圭子(ひらのけいこ)
    プレミアリーグ ファングッズ店長です。

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