2017/4/5 リバプール 2-2 ボーンマス(イントロ)

    マッチデイ!

    昨日のような時差ボケはなく、普通の時間に起きて、朝食の後キオスクにMEN(マンチェスター・イブニングニュース紙)を買いに行く。今日の試合も夜で、アンドルーの家にまず行き、そこから車でアンフィールド入りという予定だったので、朝は比較的ゆっくりだった。MENを読んでから、出かけることにした。

    うむ。凄い内容だ。昨日の引き分けでトップ4の可能性は消えた、と断定している。なんと過剰反応の地元紙だろう。トップ4のライバルは殆どが今日試合があり、ポイントを落とす可能性があるというのに(その通りになったが)。

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    (この日のMEN。ユナイテッド・ページはきつい内容の記事で満載だった)

    さて、アンフィールドへ。

    今回は(事情があり)アンフィールドのチケットはホスピタリティを取ることになった。クラブが正式に販売しているオフィシャル・チケットだが、付加価値が付いて、チケットそのものの価格の4倍近い金額を費やした。

    付加価値の方の内容は、マッチ・プログラム(£3.5)と、試合前のディナー(3コース)、そして目玉がレジェンドだ。誰に当たるかはわからなかったが、食事の内容などを考えるとどう高く見積もっても£40くらいだろうし、レジェンドだけで£100近い金額になっていることは想像に難くない。まあ、クラブの売り上げ向上策の一つということだと思う。

    尚、ホスピタリティのチケットを買うには会員登録が不要だ。つまり、高い年会費も不要ということで(その分も含まれているかもしれない)、計算すると、まあ、許容範囲かもしれない。そして、(私のように)年会費を払って会員になっているファンは、会員の購入履歴に記録されるので、今後のロイヤリティ・ポイントにも使える。(これはあまり関係ないが)。

    オンライン・ショップで売っている非公式のチケットの価格は、殆どが同じくらいで内容はチケットだけ、しかも発見されると罰せられる可能性がある類のものも少なくないので、同じ金額を払うならクラブがオフィシャルでやってるホスピタリティにすべきだ、という気はする。もっとも、今後もホスピタリティを利用するかと聞かれれば、うむ、と考えてしまうが(高いので)。

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    (チケット)

    ホスピタリティのチケットは紙で発行される。通常は会員カードがチケットになっているので(マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッドも同じ)、アンフィールドのチケットを紙で入手したのは何年ぶりだろうと、これは正直、感激した。

    余談だが、前回オールド・トラッフォードに行った時には、8月で会員証の発行前だったので、紙のチケットが代替された。マンチェスターのクラブは何故か2つともそろって、シーズンごとの会員証で7月に受付開始なのに、発行が9月中旬になる。だから、外国人だけでなく地元のファンでも、8月の試合に行く場合はほぼ100%、紙になる。今回は、会員証で入場したが。で、ユナイテッドは試合前になるとストーカーかと思うくらい何度も何度もメールをくれる。「会員証でそのまま入ってください。あなたの座席はこのメールに書かれているので、このメールを持参してください」という感じのメールが、いかにも携帯メール用のフォーマットのものと普通のフォーマットのものと。親切だとは思うのだが、あまりにも何度も来たので、最後は「あ、4通目だ!」と苦笑してしまった。

    話を戻して、そのような次第で、マンチェスターの2クラブのチケットは最近の分でも紙だったこともあるので、アンフィールドの感激とは違った。

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    (道中。リバプール市のはずれにあるパブ)

    アンドルー宅からアンフィールドまでの道のりで、まずはおしゃれなパブを通りかかる。このパブは、80年代にリバプールのチーム一行が、試合後にみんなで寄ったパブだという。市内のパブだとあまりにもファンが多すぎるので、ここまで来て、選手たちは(監督たちも)リラックスしたのだという。アンドルーが教えてくれた。

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    (エイントリー)

    そして、有名なエイントリーの前を通る。競馬レースなのだが、年一度のお祭りで、国中から正装したファンがここに集まってくる。女性のドレスが別の目玉になっているという、本当に凄いお祭りだそうだ。それが、この土曜日に行われることになっていた。

    そして、土曜日にリバプール近辺では鉄道のストが計画されていた。このエイントリーに合わせて実行するのだそうで、リバプール近辺のダイヤがものすごく影響を受けることになっていた。あ、これって、マンチェスターからストークの便も関係あり?とアンドルーに聞く。ストーク編で書いたように、最終的には問題なかったが。

    余談ついでに。アンドルー宅でスカイスポーツを見ていると、話題はジョゼ・モウリーニョがルーク・ショーを侮辱したことで満載だった。前日のエバトン戦では同点PKを得たくらいの活躍をしたのに、モウリーニョは「ルークは体を動かすだけで、頭は私がルークに教えたこと」、つまり、ルーク・ショーはモウリーニョの言われるままに体を動かす若手(頭脳が乏しい若手、という感じ)ということで、イングランド中が騒然としていたのだった。

    まあ何とも、良い意味でも悪い意味でも話題の中心になる人だ。それにしても、イングランド代表選手の、しかも18歳で代表チームの中心メンバーになった選手を、ベンチに追いやっただけでなく、何度も公の場で批判する、その行動は、さすがにイングランドのメディアにはウケなかった。

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    (ホスピタリティのディナー会場)

    さて、アンフィールドに着く(スタジアムからはかなり離れたところに駐車して、歩いた)。試合は20:00キックオフで、ホスピタリティの会場は17:00開場となっていた。で、着いたのが18:00になっていた。

    入って、名前を言ってチケットを受け取った。到着順に席が割り当てられる。我々は17番のテーブルに通された。

    ふと見ると、今日のレジェンドはロイ・エバンスだった。

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    (ロイ・エバンス)

    さっそく、ロイと写真を撮り、さらっと会話を交わす。日本から来たというと初めて?と聞かれたので、何度も来ています。あなたが監督だった時にも来ましたよ、と答える。すると、ロイは「私のことをクビにせよ、と叫んだ?」と笑ってジョークを言う。いい感じだった。

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    (ロイ・エバンスがマッチ・プログラムにサインしてくれた)

    アンドルーにその話をすると、「さすがロイだ。気の利いた言葉がさらっと出る」と感銘を受けていた。アンドルーはひどく感激していた。リバプールの(現存の)レジェンドの中でも、最も好きな人のうちの一人だという。

    アンドルーは、ロイに「あなたはクラブからひどい処遇を受けた。クラブのやったことは間違っていた。あのような措置を受けたのは不条理だった」と言ったという。ロイは「ありがとう」と言っていたとのこと。

    もちろん、私もはっきり覚えている。グレアム・スーネスの後任として監督になったブートルーム出身のロイ・エバンスは、アタッキング・フットボールを植え付け、スティーブ・マクマナマン、ロビー・ファウラーを始め、地元出身中心に多くの若手を見出した凄い監督だった。世の中は「良い人過ぎて、一部の選手のエゴを抑えることが出来なかった」と言っていた。それは、例のスパイス・ボーイズと言われた時期のことだ。悪名高き、白いスーツでFAカップ決勝に臨んだのもロイの時だし。

    いわば、能力があるが世間知らずの若手が、世間知らずの行動でスキャンダル(上述のようなこと)を起こし、チームの成績が低迷した、その責任を取らされたのがロイだった。(と、アンドルーも私も思っていた)。

    クラブの処遇というのは、言うまでもなく、ジェラル・ウリエを共同監督にして、ロイに辞任を(暗に)強制したことを言っている。誰の目にも、共同監督すなわち、ロイにやめろと言っていることだと分かった。クビにできないから、辞任させたのだ、と。

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    (同じテーブルに座ったデンマークのファン・グループ)

    ちなみに、同じテーブルに座ったのはデンマークから来たというグループだった。ダニエル・アッガーはどうしていますか?と聞くと、にっこり笑って教えてくれた。引退した後は、ビジネス界でそれなりに成功しているのだとのこと。

    そんな感じで、ホスピタリティの会場では、ちょっとポッシュな食事をしながら、ファン同士の楽しい会話を一通りやった後で、1時間そこそこでスタンドに向かうことにした。会場はスタンリー・パークの端にあり、アンフィールドへは10分そこそこの距離だ。

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    プロフィール

    ピーエルエフジェイ

    Author:ピーエルエフジェイ
    平野圭子(ひらのけいこ)
    プレミアリーグ ファングッズ店長です。

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