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    2014/8/16 オールド・トラッフォードの試合後

    さて、試合が終わって帰途に着く。帰途に着きたかったのだが、これがすごかった。バス停で待つこと1時間半、バスは来ない。途中でふと気づいたことだが、バス停にいる人々の中には地元の住民らしき人はいなかった。私のように明らかに外国人の人々がほとんどで。つまり、地元の人はこのルートはNGだと分かっているから使わないのだ。

    そう気づいた時に、トラムの駅に向かって歩き始めた。バス停からスタジアムの前を通って、クラブショップの前の道を真っ直ぐ行けばトラムの駅に着くことは、前回来た時のことが記憶にあった。念のため、途中でスタジアムのスタッフと思える人に道を尋ねた。(ものすごく親切に教えてくれた)

    歩くこと15分、トラムの駅に着いた。さすがにその時にはトラムを待つ列もないに等しく、あっさり乗れた。

    ちなみに、あのバスは凄いと思った。シティのスタジアムがトラムが開通する前にはバスしかなかったが、試合の日は臨時バスが出て、最悪でも1時間も待ったことがなかった記憶がある。ユナイテッドの方は、臨時バスというより、交通渋滞がすごかった。76,000人収容のスタジアム近辺の道がこの状態というのは驚くべきことだとしみじみ思った。

    トラムはすぐに来た。バスを諦めてから40分もかからないうちにマーケットストリート駅に着いていた....時間は17:00 。試合が12:45開始だから、殆どまる一日をトラッフォードで過ごした計算になる。うむ。さすがに疲れた。

    ホテルに着いて、まっすぐパブに入ってアーセナル対パレスを見る。おお、マーティン・ケリーが出ている。

    しばらくして、空腹を感じた。それもその筈、朝食以来固形物は何もとっていない。固形物どころかオールド・トラッフォードのスタンド裏でミネラルウオーター500mlを1本飲んだだけだった。

    疲れていたので、中華街で夕食を済ますことにした。このホテルから徒歩1分そこそこで中華街に着く。このホテルは非常に便が良い場所にあるのだった。

    中華街に入ると、もう暗くなっていた。疲れているし、あまりウロウロせずに最寄りのレストランで決めようと思い、過度の店に入った。よく考えると、前回(2014年1月)にも入った店だった。その時はランチだったが、高かったという記憶がふと浮かんできた。うむ...最も安いコースで£38だった(高い...)。

    味は悪くなかった。それに、リバプール市内と違ってマンチェスター市内はさすがに商業地というか中心地が広いせいか、レストランの数が多いせいか、マッチデイの夕食というのに比較的混雑度が少ない。リバプール市内では、マッチデイの夕食時は、あまりおいしくない(失礼!)レストランでも列ができる。それに比べてマンチェスターは、空席はあまりない程度に埋まってはいたが、待たずに座れた。

    暫くして、隣に30代くらいの年代の男性2人組が座った。私と同じコースを頼んだ(会話が聞こえる程度の距離だ)。一人はユナイテッドのシャツを着て、もう1人は色なしの服装だった。明らかに試合帰りという感じの2人組で、聞こえた会話からも確認できた。

    思い切って、話しかけた。「今日の試合に行ったんですか?」と。大正解で、なかなかいい感じの2人組で、2人が食事を終えて店を出るまでずっと、会話が弾んだ。私も試合を見に行った、と言うと、今日の試合のことやフットボール談話で盛り上がった。

    ユナイテッドのシャツを着ている方はノルウェーから来たユナイテッド・ファンで、色がない方はリーズから来たリーズ・ファンだとのこと。(ここで笑い)

    「友達(ユナイテッド・ファンの方)がノルウェーからくるというので、付き添うことにした」と笑っている。というのも、最初に聞こえた会話から判断するとこの人の方はどう考えてもユナイテッド・ファンとは思えなかった。試合結果に満足しているように聞こえたのだ。リーズ・ファンと聞いてなるほどと思った。

    実は、私はこの人に向かって「あなたはシティ・ファンですか?」と質問したのだ。それに対する回答が、リーズ・ファンということで、顔を見合わせて笑う結果となった。

    「リーズ・ファンにとってはユナイテッドは宿敵だから」と笑う。私が「噂には聞いていますよ」と言うと、ますます盛り上がった。「我々はばら戦争の頃からライバル同士だった」と、笑いながら追加する。私も笑って、「ばら戦争の頃にはフットボール・クラブはなかったと思いますが」というと、「うん、これはリーズ・ファンにとっての言訳」(笑い)。

    そして、私はどのチームのファンなのかと質問されたので、真相を明かした(!)。先に試合の感想(?)の時に、私が嬉しそうに話したので、ユナイテッド・ファンではないことは見破られていたと思う。リーズ・ファンの方が「今日のスタンドでスティーブン・ジェラードの歌が何回も何回も出たよね」と笑う。私も笑って「いやー、ジョンジョのスカウスB***も凄かったけど、ジェラードの歌には笑った。スウォンジーと試合してるのに、なんでリバプールの歌を歌うの?て感じで」。3人で爆笑。

    「明日はアンフィールドに行く」というと、リーズ・ファンの方は、にやっと笑って「ああ、明日のサウサンプトン対サウサンプトンね」と言う。

    私は(笑って)「でも、元サウサンプトンの3人のうち1人しか出ないと思う。1人は負傷中だし、リッキーがスタートするとは思えないので」と言うと、2人とも頷く。

    それから、アンフィールドでリーズ戦を見たことがある、と言うと、その人は(凄いカンで)「ああ、ひょっとしてマーク・ビドゥカが得点した試合かな?」という。「あ、それそれ」と私。「我がチームが強かった頃のことだ」と、しんみりした表情になる。

    「リーズがプレミアリーグにいないというのは信じられない。もったいないと思う」と私。2人とも、頷く。リーズは昨年、オーナー交替したらしいが、その時の売却価格がなんと£30Mだという話も教えてくれた。「えっ。それって、アグエロの年収と同じくらいの金額じゃない?」と私。

    そして、どの選手が好きか、という話題になり、ユナイテッド・ファンが「僕の好きな選手はもう引退した」というので、誰かと聞いたら「ポール・スコールズ」。私は「偉大な選手だと思う。スコールズのことはリバプール・ファンも敬意を表する」と言うと、2人とも頷く。

    リーズ・ファンの方が、スコールズが選手としてだけでなく人間としても優れていることを教えてくれた。何度か合って話をしたことがあるとのこと。「今風のプロとは違って、普通に地元の生活に溶け込んだ生活をして、近所の人々のことも大切にする、模範的なプロ」と。

    結局、1時間近く会話をしたと思う。予想通り、いい感じの人たちだった。思い切って話しかけてよかった、としみじみ思った。

    この夜の唯一の残念だった点は、喜ぶシティ・ファンの姿を見られなかったことくらいか...
    さて明日はメイン・イベントの日。気合いが入る。マッチ・オブ・ザ・ディを見ながら、気持ちは明日に向かうのを感じた。

    ともあれ、マンチェスターでの1日目は(オールド・トラッフォードでのバス待ちを除くと)非常に順調に過ぎ、心地よい疲れの末に気持ち良い眠りについた。


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    プロフィール

    ピーエルエフジェイ

    Author:ピーエルエフジェイ
    平野圭子(ひらのけいこ)
    プレミアリーグ ファングッズ店長です。

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