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    ダビデとゴリアテ

    クリスマス時期の過密日程が明けた1月中旬に、プレミアリーグの各チームで、複数の主力選手を負傷で失う事態が議題に上がった。どのチームも過密日程の最中に負傷者を抱えることになった状況に、多くのメディアがイングランドのリーグ日程に疑問を投げかけた。少なくない全国紙が、トットナムのハリー・ケインとマンチェスターユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードを特記し、「ユーロ2020で、イングランド代表チームはストライカー不足に見舞われる」と危機説を唱えた。

    それを背景に、1月25日の週末のFAカップ戦の記者会見で、マンチェスターシティのペップ・グアルディオーラが、「ケインとラッシュフォードの負傷は気の毒だと思う。二人とも素晴らしい選手で、負傷欠場すればプレミアリーグ全体にとっての損失だから。でも、中2-3日で試合を重ねれば、このような事態は避けられない。成功を収めるプレッシャーは多大だ。選手は毎試合に全力で臨むことが必須で、体は悲鳴を上げていても戦い続ける。その結果、倒れてしまう」と、カップ戦を含めて全体の試合数と日程の見直しを改めて主張した。

    「イングランドのカップ戦は伝統があり、私は敬意を抱いている。その前提で見解を言うと、選手を負傷から守るためにも、試合数を減らして欲しいと願っている」。これは、リーグカップ準決勝を1戦に減らし、FAカップの再試合をなくすという、多くの監督が賛同する意見だった。

    その時点で、プレミアリーグの20チームの中で最も試合数が多かったのは、7月からEL予備戦を開始したウルブスの40で、UEFAスーパーカップとFIFAクラブ・ワールド・カップ、コミュニティシールドがあったLiverpoolは38になっていた。

    ヨーロッパの主要リーグがクリスマス時期に中休みを取り入れている中で、イングランドは逆にクリスマス時期に過密日程になる実態に関しては、プレミアリーグがやっと見直すことになった。改善策として、2月8日の週末から2月15日の週末にかけて、シフト制でまる2週間の中休みを実施する措置が今季から開始することになった。

    「2月の中休みの期間中は、選手が確実に休暇に入ることによる体力回復と精神面でのリフレッシュを目的としているため、クラブはその間に合宿とか公式戦または親善試合を行ってはいけない」と、プレミアリーグは2019年4月の時点で、各クラブに通達した。

    その落とし穴が、FAカップ4回戦の再試合だった。1月25日の週末に行われる4回戦で引き分けた場合は、そのプレミアリーグの中休みの間に再試合が日程されていた。つまり、プレミアリーグが禁止している「公式戦」を、FAは義務付けていたのだった。

    ふたを開けると、その落とし穴にはまったのは、プレミアリーグ同士の対戦だったサウサンプトンとトットナム、3部のオックスフォードと再試合となるニューカッスル、そして、3部のシュルーズベリーに2-2と引き分けたLiverpoolの4チームだった。

    「この制度が理解できないが、でも仕方ないと思っている」と、クリスマス時期に4週間程度の中休みを取るブンデスリーガから来たサウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットルがため息をついた。

    いっぽう、ユルゲン・クロップは、「プレミアリーグの指示に従って、中休みを取る」と、FAカップの再試合にはファーストチームの選手は出さないと宣言した。「ジョーダン・ヘンダーソンら代表選手たちは、夏休みも返上してネーションズ・リーグに出ていたりと、殆ど休めないまま試合に出続けている。その選手たちが確実に1週間の中休みを取ることは絶対に必要だ」。

    クロップの宣言に、世間の意見は二分した。3部のアクリントン・スタンリーのオーナーであるアンディ・ホルトは「FAはLiverpoolを処分すべき」と紛糾した。「ユルゲン・クロップは、再試合にユース・チームを出場させる、つまり、FAカップをないがしろにしている。プレミアリーグのビッグ・クラブがフットボールを自分たちの都合に合わせる横行は、これ以上放置できない」。

    そして、BBCを始め少なくない全国メディアがクロップに賛意を示した。「FAカップ4回戦の再試合を、プレミアリーグの中休みの最中に設定したFAの措置は論外で、クロップがユース・チームを出場させると決めたのは理解できる。ましてや、Liverpoolがこれから最低でも18試合、おそらくもっと多くの試合を残している状況を考えると、監督として正しい結論を下したと言わざるを得ない」。

    トークスポーツが一言付け加えた。「ただ、再試合が必要になったのはLiverpoolの自業自得だが」。

    「ダビデとゴリアテ(※)の反省」という見出しで、リバプール・エコー紙がマン・オブ・ザ・マッチのアドリアンの言葉を掲げた。
    ※少年ダビデが巨人戦士ゴリアテを倒すという旧約聖書『サムエル記』の逸話

    「試合結果は正当だった。PKはボックス外だったが、しかし前半2-0とリードされながら果敢に反撃したシュルーズベリーには脱帽する」と、アドリアンは語った。「我々は、自分たちのプレイを猛反省する必要がある。2点目のオウンゴールで相手が戦意を失ったと、油断が走ったと思う。後半は集中力を欠いた。プレミアリーグで実践しているように、最後まで全力を尽くすことが必要だ」。

    トレーニングと移籍戦略

    1月19日、アンフィールドでLiverpoolは、伝統的なライバルであるマンチェスターユナイテッドを2-0と破り、22試合21勝1分64ポイントと、2位のマンチェスターシティとの差を16ポイントに広げた。必然的に、全国メディアは、「Liverpoolの優勝は時間の問題」という前提で、「唯一の見どころは、アーセナルのインビンシブル(※2003-04季の無敗優勝)を破るか?マン・シティのセンチュリアン(※2017-18季の100ポイント)を凌ぐか?」と掲げた。

    「Liverpoolが100ポイントを取ることはあり得ない」と、ユナイテッド・ファンは悲痛な表情で叫んだ。「早々に優勝を決めてしまって、CLを重視するためにプレミアリーグの残り試合はアンダー21の選手中心で臨んでポイントを落とすだろうから」。昨季のCL優勝以来、「Liverpoolの黄金時代がまた始まる」覚悟を固めた、とユナイテッド・ファンは半泣きでつぶやいた。「そして、CLも連覇するだろう」。

    ユナイテッド・ファンの本音を背に、スカイスポーツが「Liverpoolの強さの理由は移籍戦略」という分析記事を掲げた。「イングランドの二大名門クラブの対決に際して、現在のチーム力ではどちらが上かということに疑問を挟む人はないだろう。それは、マンチェスターユナイテッドがサー・アレックス・ファーガソン引退後の6年間で、移籍の過ちを繰り返す中、Liverpoolは数年後を見据えた移籍戦略で着実にチーム力を上げてきた」。

    「昨季から現在に至るLiverpoolは、体力もあり、強い精神を持ち、テクニックが優れている選手揃いで、弱点が見当たらないパーフェクトなチームになっている。それはもちろん、ユルゲン・クロップのマン・マネジメントの成果であることは誰もが知るところだが、それだけではない。現在のLiverpoolの平均年齢が27歳という、フットボーラーとして絶頂期にある選手が揃っていることが大きな要因」。

    「今季プレミアリーグで通算1000分以上出場している選手の中で、最年長はジョーダン・ヘンダーソンの29歳。アカデミー出身のトレント・アレクサンダー・アーノルドの21歳は例外として、次に若いのが25歳のアンディ・ロバートソン。つまり、25-29歳という、理想的な年齢層の選手で構成されている。それは、クラブの中で育ったアレクサンダー・アーノルドと、前組織の時に20歳で入ってきたヘンダーソンを除くと、全員が加入時に23歳から26歳という、戦力として既に稼働中であり、かつ、まだ成長の余地がある年齢だった。数年後に頂点に達する戦力を獲得してきた成果」と、同記事は、Liverpoolの移籍戦略の成功を強調した。

    ほぼ同時期に、「Liverpoolの強さの秘訣」の分析として、ジェイミー・キャラガーが、「ユルゲン・クロップのトレーニングの成果」を唱えた。特にモー・サラー、サディオ・マネ、アンディ・ロバートソの3人を上げて、「この3人は、クロップのトレーニングで世界的なスーパースターになった。別の監督のクラブにいたならば、おそらく『良い選手』だったろう」。

    その根拠として、クロップの下から去って行ったエムレ・ジャンとフィリペ・コウチーニョを上げた。「クロップのトレーニングがなくなった後で、低迷したこの二人の事例を見ると、Liverpoolの強さの理由はクロップにあることは明らかだ」と、キャラは締めくくった。

    それを受けて、Liverpoolファンの間で、トレーニングと移籍戦略という、スカイスポーツとキャラの各説を巡って議論が交わされた。ほぼ全員が、「両方の相乗効果」と、両者に軍配を上げると同時に、称賛の矛先をクロップに向けた。

    「スカイスポーツの記事でも、クロップのマン・マネジメントを真っ先に指摘した通り、クロップが根源であることは誰もが認めている」と、ファンは頷き合った。

    同時に、「クロップが成功をもたらした張本人」という見解に、反論を唱える人物が一人だけいることも、誰もが知っていた。

    就任時から「失敗は監督である私の責任、成功は選手の手柄」と前提を掲げたクロップは、「良い選手」をスーパースターに育てたのがクロップだ、という指摘を受け入れるはずがなかった。先日も、ロバートソンの母国スコットランドのメディアのインタビューで、ロバートソンを「ペースを持つウィングバック」から「世界のベスト・レフトバック」に育てた過程を問われてクロップは、「本人の努力の成果」と答えた。

    「Liverpoolが30年ぶりのリーグ優勝を達成することは、数週間前から既定の事実だった」と断言する全国メディアの誘導尋問に対して、クロップはにっこり笑って否定した。「あなた方が何を言っても、私の仕事には影響ない。我々は木曜日のウルブス戦に集中しているだけで、それ以外のことは考えていない」。

    2020/1/3 アンフィールドのスタジアム・ツアー

    6:30起床。スタジアムツアーも時間をチェックすると、なんと10時だった。昨日はなぜか10:30だと思い込んでいて、マイクたちから聞かれて10:30だと答えていた。ふむ。。。

    昨夜、空腹で寝たのでさすがにおなかが空いた。朝食に行く。朝食抜きの予約だったので、追加料金を払う。£8.9だった。見ると、フル・イングリッシュ・ブレックファストとは言えないが、似た感じの温かい食べ物もある。MercureとIbis Stylesの中間がIbis、と書かれていたがその通りだと思った。
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    ただ、部屋にティッシュペーパーがなかったのにはちょっと驚いた。ポケットティッシュをものすごくたくさん持ってきていたので困らなかったが。(歩きながらよく鼻をかむのでポケットティッシュは必需品なのだ)。

    食事の場でふと見ると、コーヒーなどの温かい飲み物は24時間無料と書かれていた。知らなかった。ただ、昨日の行動だと飲む暇はまったくなかったが(苦笑)。

    スタジアムツアーが10時とわかったので、昨夜の予定より30分早く出ることにした。アンフィールドに早くついて、スタジアムの写真を撮ろうと思った。いつも試合の時は前後、マイクと一緒にパブに入ってしまうのでメインスタンドができてからまともにアンフィールドを見たのは数えるほどしかない。しかも毎シーズン、少しずつ変わっているので、今日は試合のない日ですいているアンフィールドをゆっくり見ようと思った。

    8時半にチェックアウトして、荷物を預ける。すると、£1を寄付してくれと言われる。ふむ。。。財布を見ると現金がない。コインは£1に少し足りない。正直に言うと、それでいいと言われる。なるほど。つまり、気持ちなのだろうと思った。

    荷物を預けて町中に出る。アルバートドックから17番のバスが出ていれば乗ろうと思ってみると、出ていない。しかたないのでクインズスクエアまで行く。17番のバスに乗るのはずいぶん久しぶりなので、変わっていないことを確認しようと思い、窓口で聞く。変わっていない。

    しばらくするとバスが来た。あまりにも来ないので、あきらめてタクシーにしようかと思って、立っていた人に質問したところに、来たのだ。この人も17番を待っていたとのこと。お礼を言って、乗る。

    カードで払おうとするとタッチ式のカード以外はNGらしく、何度やってもダメなので現金で払う。スキャン式でなくなったのに、時代の動きに追いつくのはなかなか難しい、と思った。
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    アンフィールドに着く。さすがヨーロピアン・チャンピオン、マン・シティと違って試合のない日なのにすごい人だ。「すごい」は言い過ぎだが、どんどん人が来る。多くの人は、外国から昨日の試合を見に来て今日スタジアムツアーで、帰る、という感じ(私と同じ)のようだった。もちろん、地元の人の家族サービスもあるだろうが。

    ちなみに、スタジアムツアー中にちょろっと会話したファンの中に、リバプール・ファンの孫を連れてきていたトットナム・ファンの男性がいた。たまたま、ガイドさんとしゃべっていて、アーセナルの話題が出た時に、その男性が「うわっ、嫌な名前を聞いた!」と叫んだので、それをきっかけに私も会話に参加した。

    なぜか日本人だと分かったという。ラグビーW杯のことなど、ちょっと話をした(お孫さんを連れてきている話はその時に質問した)。いい感じだった。後でピッチサイドに行ったときにまた再開した。お互いに気づいてあいさつした。

    あと、スタジアムツアーがガイド・ツアーでなくなった(録音されているデバイスを渡されてそれを聞きながら勝手に歩く仕組みになった)ことは、そういえば田丸さんが教えてくれたが、こんな感じなのかと思った。たしか、カンプノウに初めて行ったときもこんな感じだったと記憶している。私は以前のガイド・ツアーのほうがいいなあと思った。マンチェスターユナイテッドは今でもガイド・ツアーなのだが。。。
    (もちろん、だからといってマンチェスターユナイテッド・ファンになるつもりはないが)

    もう一つ。ガイド・ツアーでないからだろうが、予約した時間とは関係なく入れてもらえる。それもそうだ。ガイドさんがつかないのだから、極端な話いつ来ていつ終わってもいいわけだ。なるほど。私は10:00の予約だったが9:30に入り、11:00に終わった。

    スタジアムツアーに入る前に、アンフィールドの外周をぐるっと回った。アンフィールドロード・スタンドの方は何度も見ているので、パスしたが。ヒルズバラ・メモリアルには相変わらず多くの記念品がささげられていて、いつもきれいに整理されている。クラブの気遣いも素晴らしいと思った。31年、何年たっても絶対の忘れない96人だ。

    メインスタンド側の道を挟んだ民家のところに「96」の箱(ガレージ?)があった。そして、町中を歩くと「Don't Buy the S*n」のポスターが至る所にあった。
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    アンフィールドのメインスタンドの中は、至る所にラウンジがある。いろんな人が入る場所がそれぞれ分かれていることがよく分かった。2年前に日本支部が招待されたラウンジは、スタジアムツアーのコースには入っていなかった。もちろん、その時に通り過ぎただけのエクゼクティブ用のラウンジもなしだった。いったいいくつあるのだろうとふと思った。

    そして、いかにもスタジアムツアー用の設備という感じの、ファンゾーンはすごかった。選手の等身大のカードボードがあり、そこでガイドさんが写真を撮ってくれた。モー・サラーとサディオ・マネから始まって、最後がヘンダーソンだった。その隣がトレントで、途中VVD,ボビー、アリソンがいた。なかなか。。。
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    そして、アウェイチームの控室もすごいなと思ったがホームチームの方は、食事をする部屋がついている。試合後に家族も入ってここで食事するとのこと。すごい。昔のメインスタンドにはこんなのなかった。アウェイチームの控室のほうが大きいことを売りにしていたが、今のは比でないくらいにホームのほうが豪華だった。
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    ちなみに、クラブによってはアウェイチームの控室をピンクに塗ったり嫌がらせをするらしいが、(先日のバーンリーがマン・シティ戦の時に停電にしたらしいことがMENに乗っていたが)そういう仕掛けはアンフィールドはやらないだろうなあと思った。そんなケチな細工をする必要があるチームではないので。。。
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    スタジアムツアーを終えて、ミュージアムに入る。以前に入った時と場所も間取りも同じで、2019マドリードの記念品が増えているだけだった。(その分、減ったディスプレイもあるに違いないが)そして、6つのビッグイヤーズの陳列は壮大だった。これは感動する。iPhoneのカメラでは2つずつ取るのがせいぜいだったので3回取らねばならない。大変だった。マンチェスターユナイテッドのミュージアムを横に置いて比較したいと思った。マン・シティとかアーセナルはもちろんだが。
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    ミュージアムを出て、クラブショップに入る。ここはメインスタンドの改築とほぼ同時に新築した大きなショップだった。二回はカフェになっていた。なるほど、と思った。試合のない日にもこんなに人が来るから、けっこう採算は取れるだろうと思った。
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    さて、すべて終えて11:20頃に町中に戻ることにした。しばらく待つと27番のバスが来た。それに乗って町中に戻る。なんと、Ibis Stylesの目の前に泊った。なるほどと思った。そこで降りて、昨日サイモンたちに連れて行ったもらったあたりを一人で歩く。

    アルバートドック方面に歩き、ミュージアム・オブ・リバプールをちょっと見る。そのあとでアルバートドックを一周して、IBisに戻ったのが12:35だった。荷物を受け取り、クラブショップで買ったものを中に詰める。結構、持ち歩くのがつらい荷物になった。そのままLiverpool Oneのコーチステーションに行く。マンチェスター行きのコーチは2時だったが、早い便に乗れればと思って。すると、ちょうど1時のコーチが来て、またそのまま載せてもらえたので、ラッキーだった。(マンチェスター経由リーズ行き)
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    ほぼ定刻の2時過ぎにマンチェスターに着く。ホテルに戻り、荷物を置いて、ランチに出ることにした。今回は一度も行ってない中華街に行こうと思った。

    そこでも失敗、メニューが分かりにくかったのだが(写真もないし)、苦手なラーメンみたいな料理を注文してしまったのだ。運ばれてきたものを見て度肝を抜かれた。さすがにこれは食べられない、と追加で別の料理を注文する羽目になったのだった。ため息。。。周囲のテーブルを見るとみんなおいしそうなものを注文している。うーむ。。。昨夜から食べ物にはついていない、と思った。

    食事を終えたのが4時半、そこから最後の市内観光。。。をするにはもう暗いし、今回ほとんど買い物してなかったので最後にシティ・ストアに言って買い物をしようと思った。スタジアムまで行くのはちょっと面倒だったので市内のクラブショップを探すことにした。ツーリストインフォメーションが近くにあったので、質問する。調べてくれたのだが、なんと、情報が正しくなかった。Arndaleショッピングモールにある、と言われた。8時まで空いているという。以前にあった場所と同じだと言われた。

    ちょっと気になったのが、そのスタッフ(Marpleを進めてくれた人だと思う)が「シティ?ユナイテッドじゃなくて?」と聞き直すのだ。うむ。。。。シティだというと、(特に表情を変えずに)調べてくれたのだが。

    そして、Arndaleショッピングモールに入ってインフォメーションデスクがあったので、そこで聞く。すると、男性スタッフが「以前あったのだが、昨年なくなった」という。おおおっ、と思った。スタジアムに行くしかないと言われた。何時まで空いているかと質問すると、「たぶん、7時くらいまでだと思うけど、Gooogleで調べたら?」と冷たく言われた。なんと。。。

    Docomoの海外利用の時間がそろそろ切れる時間で、これが切れたら最後は従量制で終わろうと思っていたので余計なデータ通信は使いたくなかった。いそいで(切れないうちに)まじに、Gooogleした。今日は7時まで空いているようだった。その足で向かった。

    17:30、エティハド・キャンパスに着く。アンフィールドとは対極で、人っ子一人いない。ショップはさすがに開いていたが、やはり客よりスタッフのほうが多かった。以前にユナイテッドのスタジアムに試合のない日に行ったときに、アンフィールドと同じようにファンでごった返していた(ちょっと言いすぎではあるが)のが、シティは圧倒的に地元率が高い(統計上)ため、試合のない日にスタジアムに行く人はほとんどが子供連れの家族、という感じなのだろう。この日のこの時間に子供が来るとは思えないし、人気がないのは仕方がないかもしれない。

    スタッフは親切で、値札のない商品の値段を聞くと、わざわざスキャンしに行ってくれたり、という感じでゆったり買い物できたのは良かったのだが。。。シティが隣人やM62沿いの隣町のライバルの赤い2クラブと肩を並べるまでには相当ステップがあるな、という印象はこれまでと変わらなかった。

    さて、支度を終えて、最後の夜になった。今回もあっという間に過ぎた。

    2020/1/2 リバプール2-0シェフィールドユナイテッド

    ちょうど一服しただけですぐにマイクの車が来た。いつもパブで合うニックも乗っていて、みんなでアンフィールドに向かう。

    車中、ニックが昨日のマン・シティ対エバトンの試合について質問してきた。「どっちが勝ってほしかった?エバトン?」。私は「ふむ。どっちも勝ってほしくなかった」と答えると、えらくウケた。

    車を降りて、いつものアベイ・パブに入る。一杯ずつ飲んだところで、マイクと一緒にアンフィールドに向かう。このパブからは、スタンリー・パークを突っ切ったところにアンフィールドがある。

    マイクはメインスタンドのシーズンチケット・ホルダーなのでスタンリー・パークから近いが、私の席はコップの最もサー・ケニー・ダルグリーシュ・スタンド寄りだったので、遠かった。マイクは親切にスタンドの入り口まで付き添ってくれて、帰り道について教えてくれた。

    ふと見るとゲート前はすごい列が出来ていた。なんで?という感じだ。(後からわかったことだが、この試合からIDチェックが開始されたので、対象のメンバーでID登録していない人は入場させてもらえなかったそうだ。チェックのため、列が長くなったのだろう)。

    バッグのチェックとボディチェックを終えて、ゲートをくぐったのは試合開始10分前を切っていた。
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    トイレ経由でスタンドに入る。席に着いた時には2分前くらいになっていた(ひんしゅくだった)。もちろん、日本支部のメンバーは全員、来ていた。またここでもみんな、丁寧にあいさつしてくれた。私は「ギリギリに来てしまってすみません」と言う。

    隣に座ったご夫婦とハーフタイムに会話する。この二人も昨日シティ対エバトンに行ったという。いい感じの人たちばかりだった。試合終了と共にバタバタ走って帰ったので、ろくに会話する時間がなかったのは残念だ。でもハーフタイムの会話は楽しかった。

    ちなみに、今季はコップスタンドは列によらず、立ちっぱなしだよとマイクに言われたのだが、まさにその通りだった。この日は4列目なのに立ちっぱなしだった(苦笑)。

    試合中の歌は、さすがにウルブス戦と同じ感じだった。そう言えば、ジョーダン・ヘンダーソンの歌がけっこう頻繁に出た。昨季以来、ヘンダーソン支持率は激増していると思っていたが、本当にそんなイメージだ。さすが、フットボールを知っているファンが圧倒的に多いから、ヘンダーソンを高く評価するのだろう。その表現がこの歌だという気がした。私も一緒に大声で歌った。ファンのチャントが大きくなるのと並行して、ヘンダーソンのプレイも自信が散らばるようになったという気もした。

    あとは、リバプール・ファンがチャンピオンズ・オブ・ヨーロッパのチャントを何度も何度も繰り返したが、それに答えるように、シェフィールドユナイテッド・ファンが「君たちはチャンピオンズ・オブ・リーグ・ワン(3部)を経験することはないだろう!」と返したのは爆笑ものだった。リバプール・ファンから盛大な拍手が送られた。こういうファンは微笑ましい。周囲の人もみんな笑っていた。
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    席からの視界は決して良くはない。何しろ4列目なので、逆の角度のプレイが見ずらい。コップの目の前で決まった2点目は(左隣の人の陰になって)見えなかった(苦笑)。

    ただ、アンフィールドのスタンドにいる時には「観戦」目的ではなく、チームを応援するために来ているわけだから、プレイを一部見逃したっていいと思っている。試合を見たいならTVで見た方が良いと思う。立ちっぱなしで歌いっぱなしで、のどは痛むしくてくてに疲れても、チームの勝利に貢献したのだという満足感が得られる。それがアンフィールドだと思っている。

    2ゴールの時は、日本支部のメンバーと一緒に祝った。またVARが出てくるかもしれないから、とジョークを言いながら。

    そして、ファイナル・ホイッスルが鳴って、コップの前に挨拶に来た選手一同とユルゲン・クロップに対して拍手を返してから、去ることにした。

    日本支部のメンバーはスタンドで(写真を撮ろうとしていたのか)少し残っていたので、私は挨拶して一人で去った。(試合の後はトイレ経由が必須なので)

    スタンドを出て、マイクに教えてもらった道を思い出しながらパブに戻る。私が最も遠い席だったし、みんな既に着いていた。少し話をして、マイクの車で戻る。

    帰りの車は、さすが地元の人という感じで、これまで送ってもらった時も交通渋滞に会ったことは一度もない。この日もすんなりホテルに戻った。

    お礼を言って別れる。次に会うときはリーグ・チャンピオンになっていることを祈って、とニックが言う。その通りだった。それ以外はどうでもいい、というのは語弊があるが、それだけがみんなの心にあった。

    ほんとうにそうなりますように!

    夜。ホテルに戻る。23:30だというのに、レセプションの横のバーがすごい人だ。スタッフが一人しかいないのですごい列ができている。列に並んで、ワインとサンドウィッチを頼む。疲れていたがおなかが空いていた。ワインはそのまま渡されて、サンドウィッチは10分後に取りに来いと言われた。これが悪運に終わった。15分後くらいに戻ると、先ほどのスタッフはいなくて、別のスタッフが一人だけいて、すごい列ができている。サンドウィッチらしきものは見当たらない。質問できるスタッフもいない。仕方がないので列に並ぶ。15分経ってやっと自分の番になった。30分前にサンドウィッチを頼んでお金を払って、10分後に取りに来いと言われたので来た、というと、そのスタッフは探しに行ったのだが、ないという。これからつくるから10分後に来いと言われた。

    さすがに疲れていたので、また戻る気にならず、すきっ腹でワインを飲むことにした。ふと見ると時間は深夜を回っていたので、LFCTVでハイライトを見てから寝ることにした。

    疲れと空腹はあったが、凄く良い一日だった。

    2020/1/2 試合前のリバプール市内観光

    いよいよ最後のマッチデイ、リバプールに一泊で行く日になった。この試合は夜8時キックオフになったので、試合後に深夜の電車でマンチェスターまで帰るのは疲れるなあ、と思ったところから一泊を考え始めたのだが、結果的には大正解だった。

    というのも、まずAndrewがダービーの日にプレストンへの帰りの最終電車がいきなりキャンセルになって大変な目にあった実話を聞かせてくれたこともある(とにかく今は急なキャンセルが頻発していること)。そうなった場合、さんざん並んだ末にリバプールからマンチェスターまでタクシーで帰ることを考えると、一泊した方が全然、いい。

    何より、ここ5年くらいリバプールには試合の日だけの日帰りだったので、ゆっくりリバプール市内を歩く時間を作りたいという理由が大きかった。日帰りのため、アンフィールドのメインスタンド新装開店の後はスタジアムツアーも行ってないし、今回はそれもやろう、と思った。

    その計画をマイクに伝えると、いろいろ親切にしてくれることになったわけだ。昨季の試合の時に、「またマンチェスターに泊まっているの?」と言われた記憶が浮かんできた。それはそうだ。日本からわざわざリバプールの試合見に来て、リバプールでなくてマンチェスターに泊まるのはないだろう、それも毎年、という感じ。先祖代々リバプールの住民でシーズンチケット・ホルダーのマイクたちにとっては、「なんで?」となるのだろう。

    もちろん、納得できるような理由を説明していた。まず第一に、リバプール市内のホテルはアンフィールドで試合がある日(前後)は価格が2-3倍になる。言うまでもなく、外国からリバプールの試合を見に来るファンを「かも」にした商売だ。ほぼどのホテルも、例えば通常は1泊£75程度なのに、試合の前後は£200近くなる、などの試合価格を採用していた。(探すと、フランスのホテルだからかもしれないが、Ibisは試合価格がなくて単に週末価格の£79だったので、Ibisにした)。
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    マンチェスターのホテルはユナイテッドの試合の前後でも試合価格にはしていない。例外的に、ユナイテッドのクラブと関連があるサルフォードの一部のホテルがフットボール・パックとか言って2-3倍の価格を付けてるだけだ。つまり、マンチェスターの方が宿泊料金が安くなる。

    もう一つの理由としては、日本からの便はマンチェスターが発着だし、他の都市(バーンリーもしかり)へ行くにはリバプールよりマンチェスターの方が便が良い。というのが理由だった。ただ、結論から言うと、次の機会にはリバプールのIbisに数泊しようと思った。

    さて、1月2日、朝7時に起きて、一服した後で、荷物の支度を終えて朝食に行く。ここでの朝食はこれが最後だから、じっくり堪能しようと思った。さすがにもう普通の週末モードになっていて、空いていた。

    リバプール1泊の荷物をまとめて準備完了となったのが9時過ぎ、コーチは前回と同じ11:20なので、ちょっと近場を観光をしようと思い、外に出た。ビクトリア方面に歩き、大聖堂に入る。物凄い寒さだったので、外を歩き続けるのが厳しくなったこともある。入ると、ステンドグラスが美しくて感動した。

    外に出ると、寒さは続いていた。これ以上歩くのは無理かなと思い、テスコ・エクスプレスでお土産のチョコレートなどを買い、ホテルに戻る。充電して、10:50に出発。コーチステーションに着き、リバプール行きがキャンセルになっていないことを確認した後で、周辺を歩こうと思った。ただ、寒かったので隣の公園のジム制覇に行く気にはなれなかった。(今回はさすがにポケモンはあまりやっていない。)

    コーチステーションで座っていると、他の便は軒並み遅れているという放送が入る。おお、これは私がラッキーだったわけだ、と思う。
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    11:20のコーチはほぼ定刻に出発した。

    リバプール着もほぼ定刻、12:20にはLiverpool Oneのバスステーションに着いた。降りて一服して、そのままIbisに向かう。バスステーションのすぐ隣だったこともIbisにした理由だった。ホテルに入ったのが13:00前、チェックインは15時なので荷物を預けて...と思っていたら、なんとラッキーなことに、部屋が空いていたらしくすぐに部屋を割り当ててもらえた。しかもグランド・フロアなので、エレベータを使わなくて済む。(喫煙所が近い!)

    早速部屋に入る。紅茶を飲みながら、充電したり荷物をかたずけたり、PCを付けてまずはサイモンにメールを送った。連絡はテキスト(日本のSMS)で、ということだったがイングランドでSMSを送ったことがなかったので(高いので)、万が一のためにメールも聞いておいた。

    SMSは、一度失敗した後で2度目は送信できた。Ibisにいると伝えると、すぐに返信がきた。5分後に行くからそこにいて、とのことだった。ただ、ちょっと気になったのはDale Streetとメモがあったことだ。うむ。

    20分経った。ひょっとして、Ibis Styleの方に行ってる?と思い、調べると住所がDale Streetになっていた。あ、やはりあっちに行ってるのだと思った時に、サイモンからメッセージが来た。AlbertDockの方だというと、これから行くからその場で待っていてと返信が来た。ホテルのスタッフに聞くと、Ibis Styleからは徒歩20分くらいはかかるという。

    そのまま、レセプションで待つことにした。結局、サイモンが来たのは13:30頃だった。

    待っている間、ぼーっと見ているとロビーでゲーム(スヌーカー?)をやっている少年がいた。後ろでお母さんらしき人が友達としゃべっていた。その少年がLiverpoolのショーツをはいていたので、かわいいなと思ってぼんやり見ていた。すると、その少年が私の視線に気づいたらしく、ショットの度にこちらを向く。当たった時は拍手して、外れた時は苦笑すると、少年はすっかり私(=観客)を意識してプレイし始めた。かわいい。

    苦戦の末にその少年が全部のボールを制覇した。少年は嬉しそうに私の方を向いたので、私は大きな拍手を送った。かわいかった。

    そうこうしているうちに、サイモンがやってきた。サイモンは、朝のうちにこのホテルに問い合わせたところ、反応がなかったのでDale Streetの方だと思ったとのこと。ホテルは姓がわからないと調べられないシステムのようだ。ともあれ、30分くらの差分はあったがサイモンご夫妻にあえた。

    二人ともリバプール市内で生まれ育ってずっとリバプール市民だという。サイモンはコップのシーズンチケット・ホルダーだが、奥さんのデビーも子供の頃からお父さんに連れられてアンフィールドに行き始めたという。お父さんが、兄弟を順番に連れて行ってくれたのだそうだ。今は、なかなか毎試合は行けないと言っていた。

    そして、二人とも家族ぐるみのリバプール・ファンで、親族の多数派がリバプール・ファンだとのことだった。言うまでもなく、何人かはエバトン・ファンになった人がいるという。なんでそうなったか不明だ、と言って笑っていた。
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    その地元を知り尽くしている二人に、市内を案内してもらった。歴史的な建物の由来を説明してもらい、「ここは写真の撮りどころ」などと教えてもらった。
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    今回、また初心に戻って産業革命時期の由来の場所を散策している(マンチェスター近辺でも)、と言うと、その当時にマンチェスターと物流を争った由来の場所に連れて行ってくれた。感激した。
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    途中、街中のパブに入った。当時、リバプールが(マンチェスターの綿織物の輸送で営利を得て)裕福だった頃に建てられたというパブで、天井が高いのは富の象徴だそうだ。
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    サイモンが飲んだビールは地元産(チェシャーだが)だそうだ。この国では地場のビールがたくさんあるという。私はビールが飲めないので残念だ、としみじみ思った。
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    ジントニックを頼むと、木の実が入ってきた。これもリバプール特有だとのこと。なるほど!そういえば、マンチェスターのパブではジントニックは普通のジントニックだった(レモンもなし、氷だけ、など)。
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    市内の途中で、食事をしようかということになった。何が良いかと問われて、伝統的な英国料理が良いと答えると、パブ&レストランに連れて行ってくれた。アルバートドック方面にある、Ma Boyle'sというパブで、名前がいかにもスカウサーだった。いい感じだ。
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    メニューを見て、デビーにお勧めメニューを聞く。スカウスを勧めてくれた。早速それにする。ただ、スカウスが2つあって、一つはベジタリアン向けでもう一つが牛肉入りだった。私は牛肉の方にした。

    あとでサイモンが説明してくれたのだが、ベジタリアンの方が本物だという。つまり、スカウサー(リバプール市民)は貧しかったので、牛肉の代わりにイモなどの野菜を入れたのがスカウスの由来ということだった。なるほど。私は牛肉の方にしたので邪道だったわけだ(苦笑)。
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    食事が運ばれてくる。見た目はけっこうモダンだったが、味は絶品だった。

    食事の場に、サイモンのいとこという人が合流した。この人もいい感じの人で、リバプール・ファンなのでいろいろ教えてくれる。昔話に花が咲いた。懐かしい名前がたくさん出てきた。

    あっという間に時間が過ぎ、マイクがホテルに迎えに来てくれる時間(18:20)になった。サイモンも一緒に乗って行くことになり、そのままIbisに戻ることになった。

    2020/1/1 マンチェスターシティ2-1エバトン

    あけましておめでとうございます
    のメッセージがLineなどでバタバタ入っている。
    体調は、ニコチン・フリー、アルコール・フリー、飲み食いなしで寝たのでかなり普通に戻っているような感触だ。今日は朝食が12時まで延長と聞いたので、ブランチにしようと思った。

    今日はマッチデイ。朝食はひとまず食べられたので、体調も良くなったように思う。あまり急がないように、ゆっくりと町中にでて、夕方の試合まで市内観光をしようと思った。

    午前中、まずは現金を少し換金して、(少しだったのでホテルに置きに戻らず)そのまま1日トラム券を買ってトラムに乗る。行く先をじっと見る。ふむ、Buryに行ってみようかと思った。
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    ホテルでもらった観光地図には、Buryに鉄道ミュージアムがあると書かれている。開いていれば見てみようと思った。ビクトリア経由でベリー行きのトラムの終点駅だ。トラムと言っても、ビクトリアを出ると無人駅が続く。まさに郊外に来ているような気がした。

    ベリーに着く。降りると、トラムの駅周辺は閑古鳥が鳴いていた。タウン・センターまで500mくらいだが、店も閉まっているし人通りもない。観光は無理かなという気がした。

    地図を見ながら(ポケモンの地図と併用して)歩く。なんと、この町は誰もいないのかという感じだった。今日は1月1日だから閉まっている店が多いと思うのだが、人もいない。タウン・センターに入ると少し、開いている店と歩いている人がいた。ただ、道に迷ったときに聞ける人がすぐ見つかるとは思えなかったので、慎重に歩くことにした。

    ポケモンの地図に鉄道ミュージアムが出てきたので、場所はすぐわかった。残念ながら、1月1日は閉館と書かれていた。まあ、仕方ないか。この先もポケストップもあまりないので、たぶん、観光客が行くような場所はないのだろう。

    先日、倒産してリーグから追放となり大きな話題になったベリーFCのスタジアム(倒産・解体前の)への道も書かれていない。遠いところにあるのだろう。寒いし、うろうろ歩き回るのはやめて、早々にマンチェスター市内に戻ることにした。

    トラムのホームでボーっと立っていると、今日はエティハド・スタジアムでマンチェスターシティ対エバトンの試合があるので混雑します、という案内が流れている。あの、いつもユナイテッドの試合の時にパロディを掲示するやつだ。やってる人はやはりシティ・ファンだったかと苦笑する。シティの試合の時にはパロディなしでまともな文章なのだ!まったく、この町の両ファンの子供じみたライバル意識は、本当に子どもの喧嘩を見ているみたいだと思った。
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    13:30、ピカデリー・ガーデンズ駅に到着。ランチタイムだが食べられるかどうか自信がなかったので、やめることにした。うむ、今回は一度もチャイナタウンで食事していない。必ず2回くらいは行くのだが、今回はこれまで時間がなくて行けなかった。今後の予定を考えると、1月3日の昼か夜を逃すともうない。どうしようかと思ったが、昨夜のことを考えると食事をとる気にはなれなかった。

    ホテルに戻り、さきほど換金した現金や買い物をしまって、荷物を整理していると14:40くらいになった。市内観光をするには時間が中途半端だし、このまま試合に行こうと思い立った。やや早めだが、マッチデイのエティハド・キャンパスは、けっこう面白い。早く行ってもヒマだと感じない。
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    案の定、ピカデリー・ガーデンズ駅に行くとすでに試合モードだった。乗客の多くが試合に行く人だったし、スタッフもたくさん出ている。

    ただ、トラムの運行はまだ試合モードではなく、ほとんどが次のPiccadilly止まりだった。5分くらいでAshton行きが来る。みんな乗り込む。ふと気づくと隣から日本語の会話が聞こえてきた。日本人のグループ(2人組)のようだ。話しかけようかと思ったが、なんとなく、その気分にならなかった(昨夜の発病がまだ尾を引いていたかもしれない)。
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    エティハド・キャンパスに着く。上がってゆくと、入り口のところに喫煙所(灰皿)があった。あれ?前回は「エティハド・キャンパスは全面禁煙です」という名目を掲げでいっさい灰皿なしだったのに(もちろん、人々は「外だから」と言って平気ですっていたが)。

    試合開始まで2時間ちょっとある。その時間で既に93:20バーには入れそうだったが、入ってしまうと出るまで禁煙なので、吸いダメしてから入ろうと思った。少し外にとどまることにした。
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    その時点で人出は結構ある。クラブが長い時間かけてちょっとずつ、ファンが早く来ても楽しい時間を過ごせるように改善を繰り返してきた成果だったと思う。すばらしい。両隣の赤い2クラブみたいに混み過ぎていないし、ちょうどよい。

    まずポケモンをつけると、前回ずっと防衛したジム(Banana Bench)がちょうど赤でスロットが開いていた。徒歩4分くらいの場所だったのでまず置きに行くことにした。(翌日チェックした時点で、まだ防衛していた!)試合の日に赤くていいのかという気もしたが、もうユーザーがいないのだろう。あと何回来ればゴールドになるだろうか、という感じがちらっとした。

    それから、少し写真を撮りながら、トラムの駅前のシティ・スクエアの方に戻った。コリン・ベル・スタンドの前を通りかかった時に、ちょうどチームバスが入ってくる場面に出くわした。ファンが列を作っていて、降りてくる選手を見ようと人だかりになっていた。それらファンへのサービスか、なんと、マイクで降りてくる選手の名前を一人一人読み上げていた。すごい。

    シティ・スクエアに戻り、Bluemoon Barに入る。適度な人がいて、スペースも良いし、ここで一杯飲んでタバコ2本吸った後で中に入ろうと思った。すると、Bluemoon Barの入り口でチケットだけでなくバッグのチェックもあった。このセキュリティはすばらしいと思った。

    それと、ワインを頼んだのだがグラスが再利用可能なプラスチックだったことも感激した。ガラスだと落として割る人がいて危ないし、しかも環境にやさしい。まったく、シティのクラブのファンサービスは素晴らしいと感激した。Wifiもかなり繋がりがよい。

    シティスクエアではクラブのTVの放送があり、生バンドの演奏もある。すばらしい。見ているだけでたいくつしない。子供のファン用に卓球台などの遊び場もある。3時間前に来ても楽しめる。2004年に最初に来た時には、何もなくて1時間をつぶすのに困ったくらいだったのに、なんという違いか。

    クラブショップの中に入る。ユナイテッドやリバプールでは考えられない(入る気にならないほどの人込み)だが、シティは入れてちょろっとみられる程度の込み方だ。平日に来たらガラガラでスタッフの数のほうが多い、というくらいなのだが。。。
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    そうこうしているうちに試合開始まで1時間半を切ったので、中に入ることにした。ゲートではもっとセキュリティがきつかった。バッグだけでなく、ボディチェックがあった。スタッフが男性だけだったので、機械で全身チェックされた。

    そう言えば、e-チケットには写真付きのIDが必要と書かれていたが、それは求められなかった。

    ゲートを過ぎて、スロープを上がって、2階スタンドに着く。ここは階段でないので、車いすのファンも自力で上がれるし、本当に素晴らしい。
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    93:20バーに入る。結構広い3区画に分かれていて、両側がバーで真ん中が食べ物のブースになっている。結構まともな温かい食べ物があった。バーでもチップス程度は売っていた。奥のバーに入ると、ミュージシャンが一人でギターの弾き語りをしていた。すばらしい!さすがは音楽のメッカ、マンチェスターだ。

    前回は同じチケットだったが知らずにギリギリにゲートをくぐったので、93:20バーはほぼ素通りしただけだった。今回はじっくり堪能しようと気合を入れていた。
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    結構広々としていて椅子もたくさんあるので、座ることも可能だ。混み過ぎていないので、立っていても疲れない。入り口でチケットを見せて、マッチプログラムをもらう。再入場用にリストバンドをつけられる。後は出入り自由だ。トイレは外(スタンド裏のトイレ)だった。

    このチケット代はすごいお得だと思う。わずか60ポンドでこのサービスは、絶対に安い。マッチプログラム付きなので、7-8ポンドの追加でこのバーに試合前、ハーフタイム、試合後に入れる。特にハーフタイムと試合後はありがたかった。並ばなくてもよいし。試合後は、すぐに行くとトラムがすごい列になるからだ。

    そうそう、試合中は座席がクッション付きのシートなのだ。ぜったい、お得だ。もっとも、優先販売の時点で購入しないとすぐに売り切れてしまうが。人気がある理由は理解できた。(ちなみに私はシティのチケットは殆どの試合で優先販売に入っている。ユナイテッド戦だけが一般販売に近いグループに格下げになるくらいだ)

    試合開始15分前くらいに、93:20バーを出てスタンドに入る。タイミング的にはちょうどいい感じだった。ほぼ満席で、いつものEmptihadではなかった。隣の人とあいさつする。この人とは試合中、ちょこちょこ会話した。何しろまたVARが大活躍したのでスタンドの会話はネタに困らなかった。
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    2点目?と見えたゴール(?)がオフサイドになった時には、二人で顔を合わせて「これはオフサイドだね」と納得し合った。ただ、PKチェックの時にはさすがに、「何のために?」と叫んでしまった。すると、隣の人が「本当だよね!」と叫び返す。二人で憤慨していた(笑)。

    このブーイングにはエバトン・ファンの方も合流して、スタンド全体でVAR皮肉チャントをやっていた(笑)。

    私の席は、(60ポンドのコストパフォーマンスの良さ!)ダッグアウトの後ろで、試合中、ペップとカルロ・アンチェロッティが立ってる様子がくっきり見えた。

    リチャーリソンが得点して2-1となった時には、心の中で興奮してしまった。でも口に出すことは控えた。正解で、隣の人が「ひどいディフェンスだ」と眉をしかめていたので、ここでニヤニヤ笑ってはまずいと思った。

    ファイナル・ホイッスル。なんと、私がこのスタジアムで見た試合でマンチェスターシティが勝率100%の記録は保持されてしまった。もう来ない方が良いかなあ、とちらっと思ったくらいだ。なにしろ、現オーナーの2008年より前(2004年)のシティの時代から、勝ち試合だけ引いているのだから、これはひょっとして自分が運を運んでいるのかも?と思ったのも無理はない。

    その話を翌日サイモンにすると、サイモンは「問題ないよ。ただ、シティ対リバプールの試合だけは避けて」とジョークっぽく言った。それに対し私は(正直に)「実は、昨季すでにやってしまった」と告白した。「え?シーズン通して1敗しかしなかった、その試合のこと?」とサイモン。「やっぱり、私のせいでしょうか?」というと、「君のせいだ」と(ジョークで)言われてしまった。

    さて、このエバトン戦は、ファイナル・ホイッスルの直後に、隣の人は去って行った。去り際に挨拶してくれたところが、さすがと思った。そして、ユナイテッド・ファンの定番ジョーク「Emptihad」は合致しないと思うくらい、多くの人が最後までとどまった。

    試合後にまた93:20バーに戻る。トラムの混雑が収まるまで20分くらい、いようと思った。たばこ吸いたかったが20分くらいなら我慢できると思った。昼食抜きだったので空腹でひどかったので、チップスを買った。少量だがちょうど全部食べられたくらいで、良かった。

    93:20バーを出て、エティハド・キャンパス駅に向かう。もうその時点で人の列はほとんどなかった。一度、試合後に1時間トラムが来なかったことがあったが、あれは異常だったのだろう。帰りも全く苦労しなかった。

    帰りのトラムの中で、WiFiがすぐにつながったのでBBCのサイトを見る。お、試合開始8分だというのにもうアーセナルが得点していた。と、思ったところで、隣の人が(自分のモバイルをみながら)「ユナイテッドが負けてる」と嬉しそうに言う。なんか、この感じも変わったと思った。たぶん、7-8年前は、試合後のトラムはユナイテッドへのアンチの歌で満載だったのに、今では「ユナイテッドなんて敵ではない」的な余裕が感じられた。

    ホテルに戻る。時間は9:00前で、バーに行けばアーセナル対ユナイテッドの試合が見れると思ったが、前夜の発病から開けたばかりで一日中活動したせいか、ぐってり疲れていたので横になっているうちに1時間くらい眠ってしまった。

    マッチ・オブ・ザ・デイは11:05からだったので、入浴してマッチ・オブ・ザ・デイを見て寝ることにした。

    2019/12/30、12/31 中休み(近郊へ)

    12月30日はプレストンに行き、Andrewとパブ巡りをすることになっていた。朝のうちに翌日の日帰り旅行の準備(切符の手配など)をして、プレストンへ。

    1件目のパブは駅前通りに出たところにあるThe Old Vicというパブ。伝統的な英国パブという感じだった。
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    2件目のパブの前に、マーケットに入る。チーズがおいしそうだった。2件目のパブはThe Market Tapというパブで、その名の通りマーケットのすぐ隣にある。いくつかの部屋に区切られていて、とても伝統的なパブだ。この町では20年に一度のマーケットのお祭りがあるそうで、その時にはこのパブもすごい人だという。20年に一度とは!なんかその発想がいかにも英国的で感激した。
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    3件目もやはり伝統的なパブ。Black Horseというパブで、Andrewがウルブス戦を見に仲間と一緒に入ったパブだという。いい感じだったので内部の写真を撮っていると、入り口付近にいた4人組の男性がポーズをとってくれたので、記念写真を撮る。いい感じだ。

    ここでも一時間くらい過ごして、ディナーに向かう。すべて近いところにあった。徒歩10分以内という感じか。ディナーはパイの専門レストランで、非常においしかった。スタッフの若い男性が気さくに客と話している。
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    バーンリーで感じたように、この町も昔のイングランド的な人好きなところがあった。小さい町はいいなあと思う。

    さて、食事はものすごく待たされた(一時間近い待ち時間)だったが、絶品だった。私はシャパードパイにしたが、とにかく絶品。昼抜きでおなかが空いていたので全部、食べたが、相当な空腹でなければ絶対残しただろうという量だった。

    ディナーを終えたのが7時半、Andrewがマージーサイドダービーの日に帰りの電車がキャンセルになって大変な目にあった実話を教えてくれたこともあり、8時過ぎの電車でマンチェスターに戻ることにした。

    12月31日は、朝食を終えて早々に、日帰り旅行でMarpleに行くことにした。先にツーリストインフォメーションで教えてもらった候補地の一つだ。
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    実際に行くと、Marpleの街は素晴らしかった。希望通り、運河が通っていて、そこが地元の人の散歩道として利用されていた。すばらしい。

    とことこ歩いているとすれ違う人がみな、ニコッと笑ってくれる。おお、この町も典型的な小さな町という感じで、心が温まった。
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    そして、駅から下ったところにあるパブ&レストラン(Midlandという名の、典型的なパブ&レストラン。入り口がパブになっていて奥がテーブル席があって食事する客用の席になっていた)に昼食に入ったのだが、ここが感じよかった。ただ、料理の量は半端ではなかった。半分くらいしか食べられなかった。ふと見ると、隣にいたカップルも少し残していた。で、同じことを言っていた「量が多い!次は2人で1人分注文することにする」と。

    昔のイングランドはどこへ行ってもこの量だったが、最近はマンチェスターとかリバプールなどの都会では量が減って、残さなくて済むようになったと思ったのだが、小さな町ではまだ昔の伝統が維持されているのだった。
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    このレストランもそうだったが、最近は喫煙所を裏庭に持つレストランが増えた、と、昨日Andrewが教えてくれた。入り口でタバコ吸う人が多いと、入ってくる客に迷惑になるからだろうとのこと。なるほど、それはいいことだと思った。トイレの横が外への通路になっていて、そこに明らかに灰皿があったので喫煙所だとわかった。スタッフに聞くとそうだといわれた。コーヒーをもってタバコを吸いに行ってもいいと言ってくれたので、コーヒーで一服。いい感じだ。
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    のんびりして、滞在1時間半くらいか、小さな町特有ののんびりだと思った。すごくリラックスできた。(電車のキャンセルとトイレ危機を除くと、本当に良かった)

    ちなみに、ポケモンを取ると出身地がすべてストックポートになっていた。ほお、ここがユナイテッド・ファンの間で定番になっている「シティ・ファンの本拠地」か、と思った。ストックポートという駅は別の線になるのだが、同じ町なのだろう。

    夕方18:00ちょっと前にホテルに戻る。すると、ちょっと休んでいる時に、いきなり体調の悪化が襲って来た。ここまでひどくなったのは初めてだった、というくらいの症状で、どうしようかと真面目に考えた。自宅にいたら救急車に連絡したかもしれない、という感じのひどさだった。18:30から23:30くらいまで、バスルームから出られなかった。食べられない・飲めない(水も)だけでなく、なんとタバコも全く吸いたくないくらいにひどかった(我ながら、これは重症!)

    明日は試合は17:30だがこのままだと行けないなと思った。翌日、Andrewからメッセージが来て、Andrewも体調を崩したという。おお、するとプレストンで食べたものに当たった?もしくは、ひどい風邪の菌を引いた?熱は全く出なかった。(念のため、インフルエンザではないかと後から気になって病院に行ったが、単なる風邪だった)。分かってみれば「ひどい風邪のひき始めの症状」だったということだが、なんとも。

    2019/12/28 リバプール1-0ウルブス

    8時に目覚ましで起きる。時差ボケ終わったかなと思いつつ、支度をする。今日はいよいよLiverpoolのマッチデイだ!

    朝食を終えて、部屋でメールをチェックするとマイクからメールが来ていた。返信しようとするとエラーになる。Wifiが切れているようだ。少し悪戦苦闘したが、あきらめた。結局、朝はどこにも行かず(殆ど時間がなかったので)、そのままリバプールへ向かうことになった。リバプール行きのコーチは11:20発だが、支度が出来たのが10時ちょっと前になっていたので、中途半端な時間しか残っていなかった。

    となりのニュースエージェントに行き、MENを買って読んだりしているうちに、時間になった。今日は日帰りなので身軽な装備で出かける。
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    コーチステーションはホテルから徒歩3分くらいの場所で、20分くらい時間があったので、裏の公園に行きジムを制覇した。それが終わるとちょうどいい時間になった。ちなみに、この国ではすっかりポケモン熱が冷めたようで、いくつか置いたポケモンが、いずれも何日も防衛していた。日本に帰ってから戻ってきたポケモンもいた。
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    コーチの旅は順調で、予定通り12:25くらいに着く。それからセントラル駅に行きまずはアンフィールドへのチケットを買う。ただ、その時に窓口の人が(エバトン・ファンだった?)「アンフィールド」というと「アンフィールドという駅はない」という冷たい回答。「シャトルバスはあるでしょう?」と質問すると、「あー」と口調が変わった。「サンドヒルから(やっと駅名を思い出した)」というと、「ある」と言って、£5.20という返信。

    そして、(悪いと思ったか)£1割引き付きのメトロカードをくれたのだった(苦笑)。

    そのあと、前回と同じく(改札入ったところの)トイレに入れてもらって、再び町中に戻る。ちょうどよい時間だから昼食をとってから行こうと思った。レストランを探しながらセントラル駅付近を散策した。

    歩いているうちに時間が過ぎ、いろいろ探す時間もなくなったので、そこにあったレストラン(レッド・ドッグ)に入った。なんと、ハンバーガーレストランだった(苦笑)。

    そこでハンバーガーを食べたのだが、スタッフがいい感じの人だった。最後に、支払いで通貨のオプションが出てきた時に日本人だとわかり、休暇で来ているの?と質問された。今日の試合を見に来たのだというと、その人は「リバプール・ファンなの?僕はエバトン・ファン」と笑う。おお。。。この店の名は「レッド」で、隣に「ブルー」があったので、レッドの方はリバプール・ファンだけかと思ったのだが。。。

    チームの状況についての意見を聞くと、カルロ・アンチェロッティになって2連勝しているのでハッピーだとのこと。なるほど。後からマイクに聞くと、エバトン・ファンの大多数の意見が同じらしい。なるほど、と思った。
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    食事を済ませてアンフィールドに向かう。サンドヒルズに着き、シャトルバスに乗る。終点(アンフィールド)で降りて、みんなは後ろ(アンフィールド方面)に向かって行ったが、私は前(グッディソン・パーク方面)に向かって進む。アンフィールド近辺をうろうろする時間もなかったので、まっすくAbbyに入ることにした。さすがにまだだれも来ていなかったが、ジントニックを飲んでしばらくするとマイクが来た。
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    いろいろ話しているうちに、2日のシェフィールドユナイテッド戦の時にはホテルまで迎えに来てくれるという。なんと親切な。サイモンは市内観光に連れて行ってくれるというし、リバプールに1泊するというとこんなに親切にしてくれるのだと感激した(笑)。

    ちなみに、マイクに「今季、優勝すると思う?」と質問すると、「誰もあえて口にしないが、優勝すると思う」との返答。そうなのだ、と思ってなんか心強くなった。

    マイクの友人一同(全員、先祖代々シーズンチケット・ホルダー)は異口同音に、「優勝する、という言葉は絶対に言わない。だから、今季はトップ・オブ・ザ・リーグ、というチャントまでで止めている」と言う。昨季の(首位だった時に)先走りの痛みは、誰もが強いのだとしみじみ感じた。

    ほんとうに、リバプール・ファンは素晴らしい。昨季のあの深い失意の中でも笑顔でチームを応援し続けた報酬が、CL優勝だった。本当に、この人たちはその報酬を受ける資格は十分すぎるくらいだと思う。あの最終日のウルブス戦の、ファイナル・ホイッスルの時のWe shall not be moved は、涙が出た。

    そのファンの果敢な応援に、選手のお礼の言葉も心がこもっていたし。

    IMG_3863.jpgさて、試合。そのウルブスとの対戦だ。この試合ではFIFAクラブ・ワールド・カップ優勝のゴールドのバッジ付きのシャツを着ることになった話は聞いていた。(特に地元の人たちは取り立ててどうの、という話題にはしていなかったが)。

    今回の席はまたKOPだった。最後列で、マイクが教えてくれたが、この席はずっと立ちっぱなしの席だそうで、覚悟した。

    面白かったのは、場内アナウンスで「立ち続けないように」という注意が入ると、その音を消すためにという感じで意地になってみんな歌ったことだった(苦笑)。聞こえなかった、ととぼけられるからだと思う。ただ、KOPのこの場所で立っている人を真剣につまみ出すとは思えなかったし、案の定、スチュワードさんも見て見ぬふりだ。そもそも全員立っているので全員をつまみ出すわけにもゆかないだろうし。

    試合中、さすがにコップなのでいろんな歌が出た。意外と簡単な歌が多く、初めて聞いた歌もすぐ覚えられたものが多かったので私も参加した。
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    ウルブス・ファンがボビーの歌をパクッてラウール・ヒメネスの歌にしているので、その歌が出たら、リバプール・ファンがボビーの歌で貫録を見せた、という感じのやり取りも笑えた。個人的にもボビーの歌は大好きなので、大声で一緒に歌った。

    トレントの歌(The Scouser in our team, He's Alexander-Arnold, He's Alexander-Arnold)も気に入った。これも癖になりそうだと思った(笑)。ワールドチャンピオンの歌は出来立てほやほやだろう。さすがリバプール・ファンだ。

    あと、ハーフタイムに隣にいた日本支部の人々と少し会話を交わす。(私がギリギリに入ったので、試合前にはみんなと会話する時間がなかったのだが)。みんな、丁寧にあいさつしてくれた。いい感じの人たちばかりだった。南野についての意見を聞いた。予想通りの反応が返ってきて、逆に驚いた(苦笑)。

    試合中は、とにかく立ったままで歌い続けたのでのどは痛いし疲れるしで大変だったが、もちろん、有意義だった!

    試合後に、またシャトルバスに行く。バス待ちの間に、隣の人と話し込むことになった。この人たちとは結局、セントラルの駅まで一緒だった。日本に行ったことがあるというので話が盛り上がったのだ。

    そして、Liverpool Oneのコーチステーションに着くと、ちょうど予約していたマンチェスター行き(21:00)の1時間前のバスの時間だった。時間をつぶすより、この切符で載せてくれないかと質問しようと思い、バスを待った。すぐ来たので、運転手さんに質問する。バスはすいていたし、あっさりOKしてくれた。ラッキーだ。結構疲れていたので1時間早く帰れるのはありがたい。マッチ・オブ・ザ・デイに間に合う!と。

    マッチ・オブ・ザ・デイを10:30から見た。アンフィールドのウルブス戦は、「またVARのスキャンダル」の紛糾の嵐だった(苦笑)。その通りだが、仕方がないというところか。帰りのバスの中でも電車の中でも、リバプール・ファンがVARについての意見を熱く語り合っていた。言うまでもなく、みんなVARには批判的だが、ライバル・ファンの「リバプールがVARの恩恵を受けている」という言い分には反論たっぷりだった。いわく「我々だって被害にあっている。みんな恩恵も受けることあり、被害を受けることもある。通算すれば平等だ」。

    マッチ・オブ・ザ・デイが終わったころにはもう目が閉じていた。

    2019/12/28 バーンリー0-2マンチェスターユナイテッド

    昨夜は23:00前にもう目が閉じたので、5:00に目覚めた。それほど時差ボケではないということか。支度してたばこを吸いに出る。まだ町は暗い。

    朝、BBCニュースを見て昨日のマンチェスターシティの試合結果を(ウルブスに3-2と逆転負けを食らった)知り、驚いた。これはMENを買うしかないなと思い、隣のニュースエージェントに買いに行った。言うまでもなくトップ記事でペップ・グアルディオーラが渋い顔をしている写真付きの記事だった(笑)。
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    8時過ぎに早々に朝食に行く。なんと、イングリッシュブレックファストだった!感激。結構、おいしかった。フランスのホテルだからコンティネンタルだと思っていたのだが。時間も早かったので、窓側の席に座った。Piccadillyガーデンを見下ろす場所だ。すばらしい。

    IMG_3684.jpgちなみに、この町は本当にホームレスが多い。Piccadillyからホテルまで300mくらいの距離を歩くと何人のホームレスを見るか、という感じだ。統計もマンチェスターが最悪のホームレス(件数)だそうだが、納得できる。ホテルの入り口の横にもいる。タバコ吸いに出るたびに、それらの人を見るわけだ。奇妙な気分だ。

    戻って、Andrewにメッセージを送った。昨夜はバタバタしていて送れなかったので。その後で今日の昼間の行動を考えることにした。今日の夜は試合を見にBurnleyに行くのだが、試合開始は8時なので、明るい時間は観光に使える。何をしようか考えてなかった。というか、今回は殆ど細かい計画を立てぬまま来た。会う人との日付の約束は事前にした程度で、時間や場所すら決めてなかった。ましてや単独行動の日の予定は完全にブランクだった。ということで、毎日、「さて、明日はどこでなにをやろうか」と考える時間を持つことにした。

    そして初日(というか初めての朝)の今日は、まる一日暇になるはずの日帰り旅行を計画することにして、その行き先をツーリストインフォメーションに相談しに行こうかと思った。

    9時過ぎにホテルを出て、ツーリストインフォメーションに行く。場所が引っ越していた(1986年に初めてマンチェスターに来た時のすぐ近くになった)。タウンホールの裏にある図書館の中に入っている。面積的には、小さくなった。図書館の前の通りはクリスマスのディスプレイがあった。あとからサイモンの奥さん(デビ)に教えてもらったのだが、イングランド北西部では12月から1月第一週くらいまでクリスマスのディスプレイを飾るのだそうだ。なるほど。

    ツーリストインフォメーションで日帰り旅行の場所のアドバイスを受けた。ついでに(すいていたので)Burnleyのスタジアムへの行き方を質問した。さすがに知らなかったようだが、探してくれて、Googleマップを印刷してくれた。親切だ。今日の試合に行くといったときに反応がなかったので、フットボール・ファンではないかもしれない。
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    その後、まだ出発まで時間があったので、市内をふらっと歩くことにした。

    ナショナル・フットボール・ミュージアムにはいると何と、入場料が有料(£10)になっていた。前回行った時には、英国全体がミュージアムはすべて無料という措置で無料だったのに(どのミュージアムでも寄付金は推奨されていたが、名目的には入場無料だった)。そして、£10の割には展示品がしょぼかった。「ナショナル」ではなく「マンチェスター」ではないの?と言いたいくらいに地元の2チームに特化していた。例えば、ヨーロピアン・カップのセクションにはマンチェスターユナイテッドの記念品で埋もれていた。ふむ。現在のヨーロピアン・チャンピオンはこの国のチームではないのか?と心の中で苦情を唱えた。

    入り口にシティのプレミアリーグとFAカップの展示があり、それが£10かと思ったくらいだ。
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    そして、その2つのカップの説明員がバリバリのシティ・ファン(ある意味、仕方ないが)で、客の子供に「どのチームのファン?」と尋問していた(笑)。ブルーのジャケットを着た男の子(シティ・ファン)には「ユナイテッドの選手の中で最悪は誰だと思う?」と質問する。男の子は「フレッジ」というと「違う。ジェッシー・リンガードだ」と洗脳していた(笑)。

    ただ、親切で、記念写真を撮ってくれた(リバプール・ファンには見せられないが)。

    結局、最も時間をかけてみたのはその入り口に展示されていた2つのトロフィーで、その後はすぐに見終わった。コストパフォーマンスは良くないと考えながら、さっさと帰ることにした。

    売店でマンチェスター・ビーの小物をいくつか買った。スタッフとちょっと話をする。マンチェスター・ビーのことについて話してくれた。本当に、この町はどこに行ってもマンチェスター・ビーがある。ゴミ箱からホテルの展示物まで、必ずマンチェスター・ビーなのだ。いい感じだと思った。
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    今回はポケモンはあまりやらないつもりだったがギフト集めをちょっとしたほうがいいかなと思い、少し歩いた。

    さてバーンリーに向けて出発の時間になった。電車は15:04 Victoria発なので、昼食をとってそのまま行くことにした。Victoria駅の近くのMancunianというレストランでランチを済ませるとちょうどいい時間になったので、そのまま電車に乗ることにした。

    10分前くらいにホームにつくと、明らかに試合に行く感じの乗客で混雑していた。ユナイテッド・ファンが圧倒的だったが、中にはバーンリー・ファンもいた。マンチェスター在住のバーンリー・ファンだろう。なにしろ電車で40分の隣町なので、ウィガンやボルトンと同じ感じだ。

    にしても、この人たち、試合に出かけるのが妙に早いなあと思った。私は半分観光もあって早く出たのだが、この人たち(ユナイテッド・ファン)はこんなに早く行って何するんだろうとふと思った。

    電車はブラックバーン行きで、ほぼ各駅だったが5つめがバーンリー・マンチェスター・ロードだった(バーンリーには3つ、鉄道の駅があった)。路線のほとんどが無人駅で、バーンリー・マンチェスター・ロード駅も半分無人、というか、マンチェスターからの電車は人がいないホームに着く。マンチェスター行きのホームは駅舎があってスタッフが一人いた。

    駅に着くと、半分くらいの客が下りた。帰りはほぼ100%がユナイテッド・ファンだったと思うのだが行きはさすがに時間も時間だったので半分くらいだった。

    なんでユナイテッド・ファンとわかったかというと、答えは簡単。降りたとたんに一斉にあのシティの歌を(ユナイテッド・ファンの定番)を歌い始めたのだ。誰かが始めるとみんな一斉に歌う。フットボール列車だ。

    ちなみに、行きも帰りも、列車には「鉄道のセキュリティ」(警察?)の人が4-5人乗っていた。もちろん、ユナイテッド・ファンは騒ぎすらせず、静かに電車に乗っていた。ましてや警察が見張るような事件など起こりそうになかった。おそらく、事件が起こらないようにという配慮で警察が乗っているのだろうが。しかし、イングランド人から何度も聞いたが、この国はフットボール・ファンに対する意識がおかしい。そもそも、スタンドで飲酒禁止はフットボールだけだし、ということだった。電車の中に警察が複数(目立つ感じで)乗っている実態も、根本は同じかもしれないと思った。

    さて、駅から、ユナイテッド・ファンの人たちについて歩いた。これは失敗だとすぐに気付く。私はまず、チケット受取ってから観光しようと思って、まっすぐスタジアムに行くつもりだったが、ユナイテッド・ファンは、まずは町中に行ってパブに入るらしかった。その人たちについて言った結果、結構遠回りになった。

    気づいた時にはすでに町中の入り口くらいまで来ていたので、そこで道を聞こうと思った。ちょうど良いタイミングでパトカーがいた。多分、試合のためだろう。その警官に「フットボール・スタジアムに行きたい」と道を聞く。この規模の町なら市内(町内)にクラブは1つしかないのが通常だし、フットボール・スタジアムだけで通じる。バーンリーもそうだった。

    これまではまずツーリストインフォメーション・センターを探して、地図を貰って地図を見ながら歩くのだが、今回は周りの人に道を聞きながら進むことにした。結果的に正解で、さすがに地元の人は誰でも知っていた。

    感激したのは、町中からの道の途中で聞いた男の子(高校生くらい?)の親切さだった。フットボール・スタジアムというと、ここをまっすぐだと教えてくれた。ただ、お礼を言って別れたつもりだったが、その男の子はずっと私の前を歩いている。先導してくれている感じだ。気づくと、いくつか別方向に行く交差点があった。それを間違わないようにと先導してくれていたのだ!
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    なんと!と感激した。スタジアムが見えるくらいの場所についたら、その男の子は黙って姿を消した。お礼を言う暇もなくいなくなった。これって、15年前のリバプールの人々のような親切さだと思った。イングランドでも、都会は人が変わったが、バーンリーくらいの規模の街だとまだまだツーリストに対して親切なのだと思った。

    かくして、めでたくスタジアム(ターフ・ムーア)に着き、マッチデイ・チケットを受け取る。その後で、(帰り道に迷わないために)一度駅まで戻って最短距離を歩いてみようと思った。正解だった。最初に道を聞いた地元の人らしき男性が教えてくれた通り、テスコ経由で行くと最短距離で、たぶん2kmくらい?けっこう近かった。テスコにつくと、ポケモンの画面の中に「Burnley Manchester Road station」のジムが出てきた。こうなると、さすがの(方向音痴の)私も大丈夫だ。

    ポケモンの地図を見ながら歩いていると、道行く人が「鉄道の駅に行くの?」と声をかけてくれる。そうだというと、道を教えてくれるのだ。信号もないところを、交通量が多い広い道を渡るのだが、そのわたる場所も教えてくれた。私はポケモンの地図を見ながら単独で行ける自信はあったが(困った顔をして立ち止まっていたわけではなかったが)、積極的にみんな、声をかけてくれるのだ。

    なんと、親切な街だ!と、本当に感激した。

    さて、チケットは確保し、道も分かった。というところで、試合まで2時間くらいあったので、スタジアムの近くのパブに入ろうと思った。いくつか並んでいたが、そのうちの1つに入る。いい感じのパブだった。いうまでもなくバーンリーFCのファン向けのパブで、壁にはバーンリーの記念品が飾られていた。

    入ったところでTVがあり、ノリッジ対トットナムの試合を放送していた。バーンリー・ファンがほどほど入っていて、みんな話をしながらTVを見ていた。

    ジントニックを買い、奥のほうの席が空いていたのでそこに座る。(出るまでそこに座っていた)。ジントニックを置いて、隣の男性に一声かけて(席を確保しておいてね、という意味で)、トイレに行った。

    トイレは珍しく2階だった。トイレを出るとなんと、外に出るドアが開いていて、バルコニーみたいな場所が喫煙所だった。みんなタバコ吸っている。では私も、とタバコに火をつける。隣にいた男性二人組が話しかけてくれたので、会話する。

    バーンリー・ファンなの?と質問されたので「うーん」というと、「そうだといえばいいんだよ」と笑いながら言われた。マンチェスターに泊っているがユナイテッド・ファンではない、と言って、正直に話すことにした。すると、もう一人の男性のほうが「リバプール・ファンならユナイテッドが負けてほしいから、味方だね」と言って笑う。

    この人はシーズンチケット・ホルダーだそうで、タバコの間、会話を楽しんだ。試合結果に関しては二人とも悲観的だったが(笑)
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    ちなみに、スタジアムのセキュリティは、あまりきつくはなかった(ホーム・スタンドだからだろうと思う。この地元の人々を見ると、セキュリティが軽くなるのはわかるように思ったが)。バッグの中身を見せただけでボディチェックもない。マンチェスターの2つのスタジアムのチェックは結構しっかりしているのだが、と思った。

    ちなみに席はホーム・スタンドのゴール裏、前から3列目で、ピッチより下とは言わないがかなり低い位置だったので、試合中の動きがあまり見えなかった。チケットは一般販売になってから買ったのだが、それでも購入履歴がある人しか買えないという制限付きだった。言うまでもなく、アウェイ・サポーターがホーム・スタンドに入ることを阻止する措置だろう。私は購入履歴があったので(数年前のチェルシー戦)、問題なく買えたわけだが。ただ、しばらくの間はロイヤリティポイントの制限があり、それには該当しなかったので、最後にポイントの制限がなくなってから、売れ残ったチケットを買った。席を選ぶような選択肢は残っていなかった。

    ウォームアップ中に蹴り損ねたボールが何度も飛んできた(笑)。幸い、私はぶつからなかったが、けっこう多くのファンがボールに当たっていた。

    そして、試合は殆どイベント無し状態で終わった。内容がかなり低調で、ユナイテッド・ファンの歌だけがずっと響いていた。確かに、このプレイを毎試合見ていたらバーンリー・ファンは楽しくないだろうなと思った。

    途中で(試合内容もあったかもしないが)時差ボケが襲ってきて何度もあくびが出た。まずい。そして、帰りの電車を待つ間、ホームで寒い中を30分待ったのだが、その時にも何度も眠りそうになった。時差ボケの中をいきなりこれはハードだったかと思った。

    眠らずに無事、戻ってきた。電車の中ではユナイテッド・ファンが合唱し続け、ビクトリアについた後も楽しそうに歌いながら散っていった。

    私はビクトリアからピカデリー・ガーデンズまで20分くらい歩いて、ホテルの隣の24時間オープンのテスコでサンドイッチを買って帰る。さすがに少しおなかがすいた。

    帰るとマッチ・オブ・ザ・デイも終わっていたので、LFCTVの英国限定のクラブ・ワールド・カップの試合を見て、途中で眠くなって寝ることにした。

    その前にマイクにメールを送っておいた。今回、来る前にバタバタしてしまっていろんなことを時間が取れなくてやり残した。夜のうちにメールしておいてよかったと思った。翌日はホテルがWiFiが止まっていてメール送信できなかったので。。ただ、いつものパブに行けば会えるだろうとは思ったが。

    2019/12/27 出発→到着

    12/27 5:40 スタート。いつものMKタクシーで千歳空港へ
    ひとつ、誤算というか不運だったのはボクシングデイの試合がLiverpool対レスターだけが20:00キックオフになったことだ。つまり、日本時間早朝5時開始で、試合が終わるのは6時40分くらいという計算になる。悲しいことに、移動中に試合が行われることになる。

    朝、4:20に起きる。LFCTVのマッチセンターをつけて、見ながら最後の支度(チェック)をやる。試合開始。1点リードしたところで35分になり、MKタクシーが来た。覚悟していたので、その時点でiPadを消してPCも消して、出かける。乗り込んだところでハーフタイムになった(と思う)ので、運転手さんとの挨拶が終わった時点でWifiにつながせてもらう。

    (Wifiルータの電源をつけてなかったそうで、つながるまでに時間がかかったが)後半始まる前につながりDAZNをつける。試合を見ながら空港へと向かう。と、高速道路でWifiが切られてしまった。結局、試合はあきらめてマンチェスターに向かうことに専念する。

    今回はJALで、ヘルシンキ経由というルートだ。いままでずっとBAでロンドン経由だったので、初めてのことがいくつかある。楽しみだ。そして、成田からヘルシンキまではマイルでアップグレードしてビジネスクラスにした。ラッキーだ。これも楽しみだ。

    無事、(ちょっと待ったが)チェックインしてJALのラウンジに入り、すぐにWifiをつなぐ。試合につなぐと、なんと4-0で、ファイナルホイッスルだけが聞けたくらいのタイミングだった。

    おお!

    試合結果はうれしい。というか、天に上る気持ちという感じか。

    ちなみに、今回は(本来はあるはずの国内便も含め)3つのフライトでWiFiが使えたのはゼロで、(国際便の2つはいい値段の有料だったのでやめた)、乗り継ぎも待ち時間が少なく、途中でFacebookに行程をポストする時間は全くなかった。千歳で出発宣言した後、FacebookにつないだのははマンチェスターのホテルについてWiFiにつないだ後だった。
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    さて、マンチェスターに向けての旅に専念する。千歳の離陸が少し遅れたのであまり時間がなく成田からヘルシンキへと飛んだ。待ち時間40分くらいか、JALカレーを食べてあとはたばこの吸いダメしたところでもうボーディングに急がねばならない時間になっていた。

    成田発ヘルシンキ行きにに乗り込む。この機材はファーストクラスがないのだろうか。2列目だった。そしてビジネスのシートはすごい快適だった。完全に180度で寝られる。これは寝なければ損だと思い、さっさと食事をして寝ることにした。
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    そして、JALの機内エンターテインメントは(あまりバリエーションはなかったが)、ボヘミアンラプソディーと昨季のチャンピオンズリーグの総集編の2本だけを見た。この2本見ただけで充分、という感じだが。残りは寝てたし。

    ボヘミアンラプソディーは泣けた。まじに、感動してしまった。ああ、クイーンいいなあ。

    さて、ヘルシンキ着は定刻だったが、到着直前にチェックすると、なんとマンチェスター行きの便の乗り換えは1時間しかなかった(事前にチェックしてなかったので、マジに驚いた)。ターミナルは同じだがちょっとでも遅れると走る目になる。すごい乗り継ぎで組まれていたのだった。でも、周囲の日本人乗客とちょっと会話したところ、みんな似たり寄ったりの時間だったそうだ。さすがに私が一番短かったが、1時間10分とか、そんな感じだった。

    ただ、感激したのはヘルシンキはロンドンと違ってこじんまりとしている分、どこに行くにも近い。それに、保安検査場も列が短いので待たなくて済むし、スタッフは感じいいし、問題ない。
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    何より感激したのは、喫煙所があったことだ(涙)。ロンドンでは(英国内の法律のため)喫煙所がないのでマンチェスターついて外に出るまで24時間あまり禁煙するのだが、ヘルシンキ経由だとタバコが吸えるのだ!と気づいたのでした。

    次からはヘルシンキ経由にしようかなとまじめに考えてしまった。

    ともあれ、ヘルシンキでは時間がなくて走り回っていたので、ラウンジに入るのをやめた。探す時間のほうがもったいないと思ったので。(喫煙所を聞いた人は親切だったし、聞けばいいのだが、ともかく時間がなかった。帰りは時間があれば行きたいと思っているが)

    成田からの便が定刻で15:00着でマンチェスター行きは定刻16:00発だった。しかもこれ、飛行機までバスで行くのでさすがにギリギリに行くわけにはゆかないと思った。国際便でもバスなのか、と思った。Finnairなのに。でもそのこじんまりしたところが、いい。

    さて、搭乗口に入ったのは早かったがそこで30分くらい待たされた。後から知ったのだが、これに乗るはずの人の便が遅れたため待ったようだった。そうだろうな、と思った。乗り換え時間を1時間で組んでいれば遅れることはあるだろう、と。

    搭乗口でバスを待つ間、Liverpoolのスカーフをした男の子を見かけた。おっ、フットボール色になってきたな、という感じだ。
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    でも、最も驚いたのは、なんと飛行機で通路を挟んで隣に座った人がサミ・フピアだったことだ。最初、似た人だなと思ったのだがどうみてもサミだ。ヘルシンキだし、サミでない理由はない、と思った。通路を通る人が止まった時点で話しかけようと思った。

    その間、見ていると隣に座っているのが息子さんらしい。で、少し後から気づいたのだが、奥さんとは席が離れて、私の後ろだった。後から気づいて、交換しましょうといったのだが、いいですとのこと。サミが「隣に座ったらうるさくなるから」と(笑って)言ってくれた。
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    サミには「サミ・フピアですか?」とズバリ聞く。そうだと言われたので私はLiverpoolファン、というと、にっこり笑ってくれた。日本で一度会ったことあるの、忘れたでしょ、というと、サミは(忘れていたに決まっているが)握手してくれた。Wolves戦を見に行くの?と聞くとそうだという。私もだというと、試合を楽しんでねという感じで言ってくれた。(通常、これが最後の挨拶なので、この後は特に話しかけなかった。隣に座っていたので、話すことは可能だったが、ご家族連れなのに話続けて迷惑かけるのは失礼だと思い、あえて話しかけなかった。)

    すると、前の席に座っていた女の子二人がLiverpoolファンで、会話に参加してきた。というか、私のサミとの会話を聞いて、振り向いたという感じだ。

    タイから来ていて、やはりWolves戦を見に来たのだそうだ。みんな同じだねという感じで。で、その二人もサミと写真とった。私が撮ってあげた。その様子を見て、隣の席の女性が笑っていた(フィンランド人らしい)。

    なお、フライトの途中、何人かの乗客がサミに気づいて話に来た。皆、同じのようだ。スウェーデンからWolves戦を見に行くという人とか、いっぱいいた。いい感じだ。それと、たぶん、スチュワーデスさんの一人がサミに気づいて話に来たと思う。会話が理解できなかったので(フィンランド語だと思うので)最初は気づかなかったが。

    初めてヘルシンキ経由にしたら、乗り換えも楽だったしサミとも会えたし、幸運だった。ラッキー、ラッキー!

    さて、マンチェスターに着く。なんと、入国カードが廃止されていた。日本もスタンプなしだったし、そうか、このニュースは聞き逃したと苦笑したが、ともあれ、入国審査が何もなしだった。

    あっさり通って、トイレ経由で荷物受け取りに行く。なんと、今回はPriorityタグが有効になっていて、すぐに出てきた。ふと見ると(サミも当然、Priorityタグだと思うので)サミ一家がすぐ前を歩いて行った。この後は私はまっすぐ喫煙所へと走ったので、サミ一家の行方はわからない。リバプールまで行ったのだと思うが電車かタクシーか、あるいはレンタルカーで行ったのか(ストーキングして迷惑かける気にはなれなかった)。

    ちなみに、今回初めて日本の後英国に入る前にもう一国経由したが、iPoneはだまって国を合わせて時刻も勝手に合わせてくれた。なんと、これではユーザーはますます設定方法がわからなくなるなあと思った。助かったが。

    マンチェスターについてiPoneの機内モードを解除するとO2-UKになっていて英国時間になっていた。腕時計だけは都度、手動で合わせたが。

    電車は事前にチケットを買っておいてe-ticketをiphoneに送っておいたので、これも問題なくホームに行けた。ただ、電車がさすが英国でいくつもキャンセルになっていて、唯一走っていた電車はカーライル行き、満席だった。おお、英国だ!と思った。
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    ただ、後からAndrewに聞いた話では、このところの電車キャンセルの頻度は通常ではないということだった。なんと。。。。

    Piccadillyに着いたのが19:30、駅を出てタバコを吸って、そのまま荷物を引いてホテルに入る。何も問題なくチェックインできた。クレジットカードが昨年更新されてICチップ付きのカードになったので、支払いも楽になった。今回はヘルシンキの空港で水を買った時から始まって、小さな買い物をいくつかしたが、すべてICで問題なく払えている。なんと、楽な旅だと思った。

    部屋に入ったのが19:50、今やっているはずのWolves対ManCityの試合は部屋のTVでは見られなさそうだった(AmazonPrimeで、チャンネルがわからない。多分、見られないのだろう)。疲れていたのと汗臭かったので、試合を見るためにわざわざパブに行く気にもならず、シャワーを浴びて汗を取った後で、ルームサービスの食事で終わらせることにした。

    途中、タバコを吸いに出たら、入り口にいたコンシエルジェのおじさんが話しかけてくれた。フットボールの試合を見に行くといったら、どの試合?と聞かれたので正直に言った。すると、その人もなんとリバプール・ファンだとのこと!二人で声を低くして「ここでは秘密だけどね」と、笑った。

    今日はMatch Of The Dayもないので、LFCTVでLiverpool対レスターの試合を見て、早々に寝ることにした。
    プロフィール

    ピーエルエフジェイ

    Author:ピーエルエフジェイ
    平野圭子(ひらのけいこ)
    プレミアリーグ ファングッズ店長です。

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